第86話 「代貸に惚れた女」 1972.2.27
対立するヤクザは、仲裁人をたてて手打式を行うが、その夜に片方の親分が殺され、復讐劇もはじまらないうちにもう一方の親分も殺られてしまう。遺留品が見つかったことで組員が逮捕されるが、奥底にはとんでもねー極悪人が隠れていた。
ロケ地
- 手打式のあと、娘や乾分たちと別れる仁兵衛親分、嵐山公園中州(見事な松が見える)〜中ノ島橋上(酔い覚ましに欄干に凭れていると刺客が出る)。
- 下河原の仁兵衛親分の死体が見つかる川端、広沢池東岸汀。
- 竜神仙八親分(藤岡重慶)が用心棒を連れて仲裁人のところへ行く夜道、金戒光明寺永運院下坂。西翁院の道標の茂みに刺客がいて襲うが、ここには今は無い松が生えている。また、超覚院南東角が映り込んでいるが、角っこに見える木は現在漆喰に塗り込められている。役目を果たせなかった実は弱っちい用心棒は、助け起こした虎吉を避けて逃げ去るが、虎吉が見遣る先に善教院北東角が映る。
- 仁兵衛の養女・お園(この時点で「半ば」正体を現している)に指示され、商家から脅し取る金を受け取りに行く大門浪人、おりてゆく夜の坂は金戒光明寺長安院下坂。約束の墓地はセット撮り、金さん介入ののちお園と竜神一家の代貸・丈太郎が逃げる際のは有りものかも。
- お白州開廷の際に入る北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)。
遠山の金さん/中村梅之助 虎さん/今村民路 お光/水原麻記 半次/島米八 おさと/浅川美智子 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 お園/清水まゆみ 丈太郎/石浜朗 天野新士 藤岡重慶 中山昭二
脚本/小川英、胡桃哲 監督/林伸憲
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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