第88話 「月夜に浮かぶ男」 1972.3.12
八丈から戻った男は、待っていてくれる友と働くことを楽しみにしていたが、行ってみるとその男の葬儀の真っ最中。死因を調べたりするうちヤバい目に遭うが、そもその船乗りの友が極悪人の片棒を担いでいたのだった。
ロケ地
- 仙吉の埋葬、金戒光明寺本堂裏手墓地(僧侶や文三親分たちほか、勤め先の廻船問屋・渡海屋の衆が参列)。鳥追姿のおけいを見かけ追う清次だが見失うくだり、同じくろ谷墓地だが極楽橋を渡って丘寄りの石畳上で、渡海屋の衆に声をかけられたり虎さんに会ったりする際には、東坂のあたりが見えている。寺の設定は青山寺(せいざんじと発語あり、字は適当)。
- 虎さんに仙吉のネガティブな情報を聞かされる茶店、大覚寺五社明神に設営。
- 八丈島での仲間にはめられ殺人犯にされた清次、逃げた先で死んだはずの仙吉に出くわす夜のやしろ(舞殿が見えているので神社と解釈)、上賀茂神社渉渓園。仙吉はスダジイの根方に。
- 仙吉が「仲間」と良からぬ企みをする渡海屋の寮(?)イメージ、中山邸門。
- お白州開廷の際の北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)。
- 事後、仙吉の墓に詣でるおけい、金戒光明寺本堂裏手墓地(はじめ仙吉として葬られた医者の卒塔婆も並んで立つ)。このあと同じく墓参に来た清次に出くわすが顔も見ず無言で去るシーンは同寺極楽橋上、アントン・カラスのチターの音が聞こえてきそう。
遠山の金さん/中村梅之助 虎さん/今村民路 半次/島米八 お光/水原麻記 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 清次/住吉正博 おけい/真木沙織 仙吉/松原光二 西山辰夫 守田学哉 古川ロック 国田栄弥 浜伸二 有島淳平 遠山金次郎
脚本/松山威 監督/林伸憲
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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