遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第90話 「涙を見せなかった女」 1972.3.26

 悪女の企みをあばき、これ以上の被害者が出ぬよう裁きを下すお奉行。この女が高崎さまのマドンナなもんだから、微妙な思いやりがあるかと思いきや「早く嫁を貰え」と言い放つ、豪快な上司であった。

上賀茂神社

ロケ地

  • おせきが高崎さまを呼び出す深川の船宿のくだり、イメージに出る橋は中ノ島橋。倉三が虚無僧と刃傷のすえ川に身を躍らせるシーンはセット撮りか。這い上がってくるところを虎さんに保護されるシーンは嵐山公園中州岸。場がおさまったあと、高崎さまがおせきを送っていくシーンは中ノ島橋上〜前付近(おせきの家という入口が錦のものかは不明)
  • 虎さんに問われての高崎さまの回想、高崎少年が道場通いの道で見かけた薄幸の少女・石のおせき(泣かないところからついた綽名)がいつも遊んでいた小川べり、上賀茂神社ならの小川畔。三浦屋の囲い者の子・おせきがおはじきで遊ぶのは河畔の木の根方、悪ガキに苛められている。高崎少年は神事橋の方から来る。
  • おせきが自分を釈放させたと知った倉三、駆け上がってゆく坂は豊国廟石段。このあと神輿庫でおせきと会う(昔の密会場所)

遠山の金さん/中村梅之助 虎さん/今村民路 お光/水原麻記 半次/島米八 おさと/浅川美智子 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 おせき/磯村みどり 上野山功一 永田光男 中村錦司 小田真士 川谷拓三 坂本香 吉田さとみ 倉三/入川保則

脚本/小川英、四十物光男 監督/河野寿一

※三浦屋の跡取りが死んだため、おせきは日陰の身から脱するが、決められた亭主が放蕩者で殺意を抱く運び。その亭主を殺ったかどで島送りとなった倉三は、当時三浦屋の手代でおせきのお気に入り。おせきとつるむ虚無僧もどきは上野山功一、倉三に裁きを下した南のお奉行は中村錦司、川谷拓三は自身番の小者で責め問いなどもする。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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