遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第98話 「奉行を子分にした男」 1972.5.21

 町衆のみならず、お上も手を焼くうるさ型の老岡っ引。彼が頑として十手を返上しないのは、十年前のむごい殺しが未解決なため。それと同じ手口で後継ぎ息子が殺されたもんだから、もう鬼源は頭から湯気を立てて怒り、遂に捕えた容疑者を殺しかねない勢い。しかし、世話している年寄りを案じる「犯人」のしおらしさにたちまち屈し、逃がそうとするのだった。
口喧しい目明しの人情劇に加え、真犯人を探り出す謎解きも入った濃い話。

ロケなしセット撮り

遠山の金さん/中村梅之助 大宮/中村公三郎 半次/島米八 お豊/錦とも子 お駒/佃和美 要町の文三/柳沢真一 鮎川浩 五藤雅博 中村錦司 水木達夫 千代田進一 佐名手ひさ子 小道むつみ 北尾はるみ 林浩久 小田真士 毛利清二 笹木俊志 寺内文夫 源助/田崎潤

脚本/小川英、武末勝 監督/河野寿一

※中村錦司は、鬼源の係りの同心。彼の性向をよく心得ており、責め問いを禁じたあと刀を放り出して寝て、鬼源はそれを使って仙八の戒めを切る運び。その途端むっくり起きだして来るし。仙八は鮎川浩。
※石の上に頭から落ちるよう逆さ吊りにして、ロープが焼き切れ転落するまでたっぷり恐怖を与えるという残忍な手口。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ