ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第10話 「十八娘は二度死んだ」 1973.12.9

 母の仇の金貸しをみごと討ち果たす女、その行いあっぱれと世人の評判をとるが、使嗾した男のもう一枚裏に、大鼠が潜んでいるのだった。
タイトルどおりの、数奇な経緯が女をみまう。

竹中稲荷

ロケ地

  • 母の亡霊がお静を導き、金貸しの村田屋を討ち果たす夜の川っぷち、広沢池東岸。目撃者の鶴亀コンビは、土手を来て葦原の亡霊と、桟橋で釣りの村田屋を刺すお静を目撃。
  • 北町奉行所イメージ、大覚寺明智門。自訴におよんだお静が取り調べを受けるくだり。後段、お白州開廷の際のイメージにも出る。いずれもいつものバンクフィルム。
  • 和田織部邸、大覚寺大門か。
  • 房次郎がお静に待っているよう指定した竹中稲荷、吉田神社竹中稲荷。本殿に参ったお静に、金さんが声をかけるのは舞殿脇。
  • 織部を強請りに行き始末されかかった房次郎、からがら飛び越えてくる塀は映画村内か。房次郎をみとったお静と金さんが追い詰められ撃たれ落ちる濠は中ノ島橋たもと堀端、塀を演出してある。

遠山の金さん/市川段四郎 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 お照/田阪都 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 弥太郎/市川銀之助 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お町/高梨わかこ 樽平/桂小金治 房次郎/酒井修 和田織部/高桐真 藤尾純 千葉敏郎 酒井哲 松田明 佐名手ひさ子 岡嶋艶子 笹木俊志 春藤真澄 特技・宍戸大全 お静/光川環世

脚本/原野立 監督/林伸憲

※阿漕な金貸しは藤尾純、お静の母を死に至らしめた過去あり。また、奥祐筆組頭を狙う織部は、猟官運動資金三千両を村田屋から借りていた設定。元役者の房次郎は、お静の同郷人。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ