第11話 「長崎から来た娘」 1973.12.16
長崎からはるばる江戸へ、生き別れの母を捜しにきた娘の願いは、物騒きわまりない経緯の果てに叶う。
悪者に監禁された母子が、命ぎりぎりのところで和解する情話が見もの。
ロケ地
- 浪人たちに追われたおりんが戦う坂、宗忠神社参道坂。ほぼ倒しかけているところへ半五郎が来かかり介入するが、浪人たちが逃げたのは太鼓叩いて法華衆が来たため。
- 雨に降られたお町が雨宿りするお堂(中は神輿の蔵みたいだけど、お町はお堂と発言)、大覚寺五社明神。舞殿に壁と扉を付けてある。本殿側に扉。中に肥前屋が休んでいて、喘息の発作を起こすが、印籠の薬を飲んだとたん頓死。
- 金さんと浅見が釣りの態でツナギをとる水辺、大覚寺大沢池水門そば(旧態の、木製)。後段にも出て、そのときは弥太さんもいる。
- 山岡頭巾の松谷が出てくる夜の門、相国寺光源院。生垣越しの画で、枝が揺れたと思うと、見張っていた弥太さんが降ってくる。
- 北町奉行所、大覚寺明智門。バンクフィルム。
遠山の金さん/市川段四郎 弥太郎/市川銀之助 お照/田阪都 お町/高梨わかこ 三味線堀の伝助/谷村昌彦 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 樽平/桂小金治 おりん/四方正美 お菊/高森和子 見明凡太郎 江見俊太郎 国一太郎 那須伸太朗 智村清 特技・宍戸大全
脚本/桜井康裕 監督/林伸憲
※長崎奉行とつるむ悪徳商人・長崎屋は見明凡太郎、奉行の用人・松谷は江見俊太郎。おりんの母・お菊は長崎屋の内儀。
※捨てられたあと苦労したおりん、軽業一座にいた設定で体技が得意らしいが、唐人拳みたいな殺陣。
→ ご存知遠山の金さん 表紙
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