ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第13話 「ひょっとこお面がベソかいた」 1973.12.30

 祭りぐるいの親爺が、馬鹿な経緯で汚職事件の証拠を手にしてしまい、命を狙われる羽目に。ちょうど娘の縁談で親子喧嘩の真っ最中、雨降ってなんとやらを地で行く展開に加え、お奉行が背中を押すかのような裁きを下すのだった。

石座神社

ロケ地

  • 藤八おやじが皆の喝采を浴び太鼓を叩く祭礼の神社、石座神社。鳥居まわりからもういっぱい装飾がしてあり、太鼓の櫓は参道中ほどのポーチに仕立ててある。
  • 翌朝、祭りの最中に掏摸によって懐に入れられた財布を持って番所へ向かう藤八、仁和寺参道(西側)塀際。掏摸が現れ財布をかっさらい、中身を抜いて財布を返し逃げるのは中門。追ってゆく藤八だが、御室桜林の蔵付近で掏摸が浪人たちに斬られるのを目撃、目当てが財布と知り怖じて逃げ去る。
  • 掏摸が土左衛門で上がる池、大覚寺大沢池(水草びっしり、大沢池堤が向こうに見えている。弥太さんが「池」と発言)
  • 藤八が浪人らに拉致され、森田屋の蔵で責め問いされていることや、財布に入っていた念書のことを金さんに報告する弥太郎、仁和寺水掛不動参道入口付近。
  • 蔵から解放された藤八、家へ戻り娘とその恋人の気遣いを知り飛び出してゆく川端、広沢池東岸。娘らの思いに忸怩たる気分なうえ、厄介ごとを抱える自分に嫌気がさし入水を思い立つが、祭りの太鼓が耳に入り取りやめ。太鼓を叩きに行く神社は冒頭の石座神社、同じ場所設定かどうかは不明。ここでラス立ち、作事奉行とかは本殿前で立ち回り。

遠山の金さん/市川段四郎 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 お照/田阪都 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 弥太郎/市川銀之助 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お町/高梨わかこ 樽平/桂小金治 お市/有吉ひとみ 信造/横光勝彦 谷口完 幸田宗丸 徳田実 鈴木康弘 岩尾正隆 森源太郎 木谷邦臣 福本清三 特技・宍戸大全 藤八/牟田悌三

脚本/桜井康裕、小川英 監督/荒井岱志

※娘・お市の恋人・信造は富山の薬売り。藤八を富山へ引き取るつもりだったが、拒否されたため自分が故郷を捨てておやじに弟子入りと提案する。
※作事奉行は幸田宗丸、日光東照宮改修がらみで材木商・森田屋(谷口完)とつるむ。用心棒の浪人のヘッドは鈴木康弘、手下に岩尾正隆。福ちゃんはラス立ちに出てくる森田屋側のちんぴら。掏摸は徳田実。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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