ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第26話 「天狗の盗んだ赤ん坊」 1974.3.31

 不慮の事故で夫と子を同時に亡くした武家の奥方は、お家存続のため悪徳商人の使嗾を受けて非道をはたらく。子をとられた母、姉を謀殺された丁稚、お裁きのあと二人を結びつけるお奉行というオチがつく、ちょっといい話仕立て。

金戒光明寺

ロケ地

  • 天狗に子をさらわれたおきぬ、お百度を踏む神社は木島神社本殿。「池」の縁越しの画もある。帰り道に樽平の前を通る。
  • 父の傍らに葬られる遊女・おさき、くろ谷墓地か。残された弟の丁稚・千代松に、番頭が、父を診た医師のせいと吹き込む。
  • 千代松が医師を襲う町角、大覚寺五社明神。行き会わせた半五郎に阻まれる。祠裏で、朽木家の侍(丘路千)が見つめている。
  • 医師が暗殺される夜道、金戒光明寺長安院下坂。翌朝の検分は傍の土手、親分のうしろに鐘楼映り込み。
  • 朽木家の殿さまが銃を弄っていて暴発、一子とともに頓死する庭、不明(雪残り)
  • 北町奉行所、大覚寺明智門。バンクフィルム。

遠山の金さん/市川段四郎 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お照/田阪都 弥太郎/市川銀之助 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 お町/高梨わかこ 樽平/桂小金治 おきぬ/町田祥子 阿久里/白木真理 柳生博 森山周一郎 梅地徳彦 田畑猛雄 武周暢 丘路千 吉田純子 鳴尾よね子 西康一 森源太郎 岡本崇 細井伸吾 特技・宍戸大全

脚本/原野立 監督/林伸憲

※阿久里は朽木家の奥方、おきぬとともに乗り込んできた金さんに悪事を全部べらべら、憎さげに喋る…陳腐なシチュエーションだけど白木真理なので笑える。長崎屋は森山周一郎(と思う)、番頭は柳生博。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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