ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第33話 「殴られた娘」 1974.5.19

 大店のお嬢様が賭場へ出入りしてご乱行、それはもちろんちゃんと理由があっての「アピール」。あやうく財産目当ての悪者に付け込まれかけるが金さんが阻止、そしてお奉行が二人を結びつけてめでたく〆るのであった。

大覚寺

ロケ地

  • 「危ないところを助けてくれた風流人の宗匠」を捜して町を歩く「お嬢様」おとせと手代・松吉、今宮神社石橋〜境内(露店あしらい)。思慕の情を理解しない松吉にいらついたおとせが「ほぼ告白」のところへ、当人の俳諧師・一扇こと扇三郎がわざとらしく現れる。
  • おとせとの噛みあわぬ会話のあと、店を出て来た松吉が物思いに沈む祠、大覚寺天神島祠。ここへ金さんが出て声掛け、松吉の告白「十二年前ここで」と話し始める際に汀の鳥居が映り、幼いおとせと前髪立ちの丁稚・松吉のシーンにスイッチ、おとせが無茶をしてのぼって落ちた木は大沢池堤土手の木。このときお転婆を諫めた松吉がふるった鉄拳が、タイトルの「殴られた娘」という次第、幼女は松吉が殴ったと言いつけに走ってゆく(このことで罰をくらった松吉は身分差を痛感、以降お嬢様への感情をロックという次第)

遠山の金さん/市川段四郎 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お照/田阪都 お町/高梨わかこ 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 松吉/倉石功 おとせ/三浦真弓 九兵ヱ/美川陽一郎 梅津栄 鮎川浩 宮城幸生 藤本秀夫 平河正雄 藤原勝 新城邦彦 坂本香 岡田美香 特技・宍戸大全 扇三郎/葉山良二

脚本/小川英、四十物光男 監督/井沢雅彦

※九兵ヱは札差・井筒屋のあるじでおとせの父。俳諧師とグルの代貸の親分は梅津栄。彼らに知恵をつける井筒屋の一番番頭は鮎川浩、早い段階で始末されてしまう。樽平から鶴亀の駕籠で帰るおとせを襲う人数の一人に福ちゃん、チンピラ姿。
※ここんとこずっと弥太さん出てないので、今回も金さんみずから天井に潜る。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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