ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第46話 「爆薬を抱いた男」 1974.8.18

 三年前失踪した紙屋の亭主、江戸へ戻るも見張られていて帰宅もかなわず。買い付けに行った先で彼が見たものは、罪人が死ぬまで使役される地獄だった。
半五郎兄哥が人情に厚いところを見せて泣かせるが、いつものとおり腕はからきし。

北嵯峨

ロケ地

  • 大山詣りの帰り、博打ですってんてんになった褌一丁の半五郎が一夜の宿を求めて入る登戸村の辻堂、大覚寺五社明神舞殿(南面に扉、西面に花頭窓のついた壁あしらい)、夜仕立ての画。先客・藤八のいる内部はセット撮り。
  • 追っ手をやり過ごした藤八がゆく街道(大山道か)北嵯峨農地竹林際。
  • 加賀白井藩邸、大覚寺大門。藤八が御府内へ入ったことを勘定奉行・宇津木に報告する侍たちのくだり。後段、菱屋へ赴く宇津木のシーンでも出る。
  • 近所の子らと遊ぶ我が子を見て、おいまへの言伝を託す藤八、大覚寺天神島祠まわり。
  • 藤八が指定した八幡さまへやって来るおいま(半五郎が護衛についてくる)赤山禅院本殿脇。暮六つの約束で、ゴーンと鳴る鐘の音が演出されている。ここで襲ってくる浪人の一人に福ちゃん。

遠山の金さん/市川段四郎 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お照/田阪都 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 おいま/弓恵子 宇津木/安部徹 菱屋/宮部昭夫 池田義彦 山本弘 千葉保 松田春子 平沢彰 宮本まり子 川浪公次郎 山田良樹 古関達則 智村清 西山清孝 特技・宍戸大全 紙屋藤八/水原弘

脚本/今村文人 監督/井沢雅彦

※両替商・菱屋は宇津木と組んで硝石横流し。用心棒のヘッドは平沢彰、白州で菱屋の横に座る。
※タイトルどおり、藤八はブツを携えて女房が監禁されている菱屋へ乗り込んでくるが、爆発はめくらましのちゅどん程度。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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