ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第50話 「さて金さんの正体は?」 1974.9.15

 半五郎兄哥が拾った男は記憶喪失、彼の身元を調べると「馴染みの酒肆での知り合いは誰一人彼の素性をよく知らない」という、どこかの誰かと似た人となりが出てきてしまう。
果たして彼の身分はお殿様、家中に巣食う獅子身中の虫が、あるじを放逐しようとしていた。

相国寺

ロケ地

  • 賭場帰りの半五郎、ぶつくさ言いつつ渡る夜の橋は中ノ島橋。倒れている男を見つけ助け起こすのは橋下、右岸側法面。
  • 滝川藩上屋敷、相国寺林光院。金さんが忍び込む段では、門前で極端に寄った画、家老に見咎められるくだりは式台玄関西側の通用門まわりと西側の建物を使う。この際、玄関や門はそれと判るような映り方はしない。後段、記憶を取り戻した「丁五郎」が忍んでゆく際には、門が部分的に映る。
  • 滝川藩大目付・深沢と、肥前屋、および浪人・畑中が密談する屋形船、大覚寺大沢池に浮かぶ。睡蓮びっしり。

遠山の金さん/市川段四郎 お照/田阪都 浅見重三郎/楠年明 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 丁五郎/石田信之 お春/菊容子 深沢/川合伸旺 池信一 加賀邦男 西山嘉孝 五味竜太郎 滝譲司 森源太郎 高並功 藤長照夫 島田秀雄 志茂山高也 福本清三 大矢正利 小城研一 有田剛一 特技・宍戸大全

脚本/小川英、遠藤仁 監督/荒井岱志

※丁五郎は半五郎の命名。実は滝川藩主の「やっさん」の馴染みの酒肆女将はお春、池信一はここの馴染み客。藩主の味方の家老は西山嘉孝、深沢と相討ちになり殿に抱かれて逝く。御用狙いで深沢とつるむ肥前屋は加賀邦男、荒事担当の浪人・畑中は五味竜太郎。
※丁五郎の正体の線から金さんにも疑惑の目が向けられるが、やいのやいの騒ぐだけで終わり。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ