2016.4.8フジ/東映、松本清張スペシャル
キャスト
縫・登美/米倉涼子 島田新之助/山本耕史 豊春・おこん/夏川結衣 佐島/高畑淳子 お美代の方/中村優子 菊川/富永沙織 お多喜の方/高月彩良 語り/鈴川法子 樅山/かとうあつき 徳川家慶/石橋保 日祥/金子昇 徳川家斉/津川雅彦 寔子/白石加代子 落合久蔵/木村祐一 奥村大膳/宇梶剛士 水野越前守忠邦/西田健 水野美濃守/木下ほうか 脇坂淡路守/竹中直人 中野石翁/國村隼
原作/松本清張「かげろう絵図」
脚本/浅野妙子 監督/林徹
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長く続きすぎた大御所・家斉の治世、まつりごとも後宮も腐りきっていた。ともに奸臣・石翁に親を陥れられた縫と新之助は、いったん道を分かつが、やがて思いを一つにして命がけで働き、仇敵を失脚させるのだった。
彦根城開国記念館前濠
ロケ地
- 天保11年、将軍・家慶の治世だが実際の権力はと語られるくだり、江戸城イメージは姫路城天守、ここでは西の丸から見た図。以降、三国濠から見上げた図など、様々なアングルで出てくる。
- 屋形船に乗り登城する石翁(大御所の住まう西の丸へ向かう)、彦根城佐和口多門櫓前濠。
- 観桜の歌会が催される吹上の庭、姫路城西の丸広場で天守を背景に腰元たちの舞、大御所たちが座す御殿は、上賀茂神社馬場殿に仕立ててある。お多喜の方転落事件が出来、踏み台を差し出したのは登美。
- お多喜の方が流産したと大御所に報告する御年寄・佐島、随心院書院座敷。
- 登美を召した褥で大御所が倒れたのち、「後のこと」を協議する石翁たち、姫路城西の丸郭内・スリットから天守望む画も。
- 懐妊したことを恋人・大膳(石翁と通じる前田家用人)に告げる中臈・菊川、萬福寺大雄宝殿内部、羅漢さんも映っている。
- 向島・中野石翁邸門イメージ、妙心寺大通院門(俯瞰、夜景)・城を下がった菊川が頼ってくるくだり。菊川が石翁の手の者に始末されてしまう庭は楊谷寺浄土苑、石翁と大膳が上書院から見下ろしている。
- 菊川を診た医者として捕まってしまう新之助、逃げ出して追っ手と斬り結ぶ夜の掘割は大覚寺御殿川河床、勅使門橋下付近。このあと大沢池船着(小)に辿り着き、船に乗り込み。
- 水神祭りで賑わう町、屋形船が行き交う堀は八幡堀、明治橋上に新之助と豊春がいて石翁の船を凝視。
- 添番・落合を取り込もうとして言い寄られ危機に陥る登美、大覚寺放生池堤・土手に祭礼の幟あしらい。放生池側に苫船が舫ってあり、そこに突き落とされるが、新之助登場で難を逃れる。
- 登美を助けたあと、やり過ぎと注意する新之助、二人歩く川べりは上賀茂神社ならの小川畔、川には染物が浸され、川端には露店が出ている。ここへ師匠が現れ、女同士の会話も。
- 女の土左衛門が上がり、検死が行われる堀端、八幡堀明治橋下。橋上に新之助ら三人も来て覗き込み、死体が菊川で師匠の生き別れの妹であることが確認される。
- 石翁の船に菊川の打掛を放り投げる新之助、八幡堀明治橋。二人の視線が交差する。
- 雑司ヶ谷・感応寺全景イメージ、楊谷寺・阿弥陀堂甍越しに本堂を望む図。大御所平癒祈願の法要が営まれるお堂は立本寺か・仏像のほか、板曼荼羅?が映っている。登美に接触する日祥のくだり、随心院書院。
- 志願して石翁邸へ下女・おこんとして入り込んだ豊春、露見しからくも逃げ出すルート、大覚寺御殿川河床〜船着(小)。危機に新之助。このあと石翁アイパッチに。
- 感応寺、褥に日祥がいないのに気づき、惑乱して捜しまわる佐島、随心院回廊〜本堂前縁〜書院。日祥と登美は逃げ出しているが、白檀の残り香と登美の櫛で事に気付く次第。
- 新之助と別れ上方へ旅立つ豊春、旅姿でゆく水辺は罧原堤下汀か。
※お美代の方の実父・感応院住職は小峰さん?祈祷シーンのほか、唐丸の中とかも。
楊谷寺 ↑書院と浄土庭園見下ろし ↓阿弥陀堂越しに本堂望
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