鬼一法眼

鬼一法眼

若山富三郎主演作品
1973.10.7〜1974.3.31日テレ/勝プロダクション、全26話

原作/五社英雄、神田たけ志
音楽/冨田勲
ナレーター/睦五郎


第15話 「消えた賞金稼ぎ」 1974.1.13

 荒くれの賞金稼ぎどもが集められ、幕府大目付お声掛かりで賞金首が示される。しかし丹波山中では、殿さまを守る老忍びが荒くれどもを次々消してゆく。一人残った法眼、遂に的に迫るが、そもそも起こりは幕府の勝手きわまる陰謀と知るのであった。

天神川

ロケ地

  • 賞金稼ぎどもが騎馬で集結する野原、天神川河床。大目付と配下が待つのは台地状の地形か。このあと賞金稼ぎどもが散ってゆく山道も湖南アルプス?
  • 丹波山中、玄斉の勧めで大江山へ身を隠す殿様・大膳、野猿のように駕籠が渡される山峡は落合か。
  • 他の賞金稼ぎどもと離れて丹波へ赴く法眼、北嵯峨農地農道。あとは山道へ。
  • 賞金稼ぎどもが野営する森、鳥居本八幡宮広場。法眼は皆と少し離れて木の下で休む。ここで既に一人目の大蛇丸が殺られる。翌朝はじまる殺戮は湖南アルプスか。
  • 鳴神らが殺られてしまうくだり、仲間の死体が横たわるのは広沢池北岸(水少なし)、逃げ惑う林は遍照寺山山腹と思われる。
  • 仲間と落ち合うと決めていた峡谷にやって来る夜叉と法眼、保津峡落合巌上。「六人は死んだ」と記された矢文が飛んでくる。このあと、川で洗濯をする娘に無体を仕掛ける夜叉は清滝河口右岸、過去がフラッシュバックした法眼は激しく怒り、夜叉を制し娘を助ける。
  • 子犬と山道をゆく法眼、林道か。夜叉の死体を見る。
  • 法眼が来ると報告を受ける殿様、山稜は湖南アルプスか。
  • 殿様を殺すことをあきらめ帰ってくる法眼、秘密を知る彼を消すため幕府の追っ手が待ち構えるのは天神川河床。ここでの、怒りに満ちた大立ち回りは必見。当地を去ってゆく法眼の画は、つぎはぎ過去映像。

唖侍(鬼一法眼)/若山富三郎 百合/瞳順子 茨木/山城新伍 蜘蛛の玄斉/寺島雄作 夜叉/亀石征一郎 松平直虎/浜田寅彦 松王/佐藤京一 鳴神/坂口徹 大蛇/長谷川弘 山家大膳/市川男女之助 鍋島内匠頭/守田学哉 堀田大蔵/藤山浩二 藤堂佐渡守/北原将光 配下/志賀勝 梅王/原田力 桜丸/秋山勝俊 侍/宍戸大全 菊乃(少女時代)/瞳順子 建之介(少年時代)/大森久綱 柳田藤右衛門/郡司良 柳田松江/高木峯子 ゴンザレス/レイ・ロイド

脚本/東條正年 監督/小林正雄

※老忍者・玄斉は、法眼が助けた娘・百合の父。迫力のおやじで、さしもの法眼もビビりぎみ。辛勝した法眼は、百合に渡せと「ウメガイ」を託される。
※山家の殿さまは、謀反の意志など無く、見せしめの改易を企む幕府の言いがかり。隠れる洞窟は大江山、酒呑童子の旧跡。


→ 鬼一法眼 表紙


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