若山富三郎主演作品
1973.10.7〜1974.3.31日テレ/勝プロダクション、全26話
原作/五社英雄、神田たけ志
音楽/冨田勲
ナレーター/睦五郎
第20話 「影を追う花」 1974.2.17
またまた持ち出しの人助け、ばかりか悲願のイスパニア行きを、助けてやったその娘に譲るという挙に出る法眼。
しかし全て元よりむなしい空回り、殺伐たる結果が待っている。
ロケ地
- 足を罠に挟まれ苦しむ雪絵、これに劣情をもよおした猟師・又平を懲らす法眼のくだり、雑木林の斜面は広沢池北岸か。
- 俊斉が密航を頼みに行く源造の漁師小屋イメージ、平海岸か。
- 俊斉から持ちかけられた「イスパニア行きは一人だけ」の件について苦悩する法眼、広沢池葦原か。猟師と小田島の襲撃がある。
- 立ち尽くす雪絵を遠目に見て去る法眼、雪絵は広沢池北岸汀に立つ。水は相当引いている。
- 海岸に馬を駆り、山道をゆく法眼、いつもの過去映像切り貼り。
唖侍(鬼一法眼)/若山富三郎 雪絵/東三千 秋山俊斉/加藤武 おたき/白木万里 藤吉/和崎俊哉 稲垣主膳/柳川清 小田島祐造/唐沢民賢 又平/平沢彰 胴元/出水憲司 小役人/菊野昌代士 三次/野口貴史 源造/森秀人 捕吏(一)/広田和彦 捕吏(二)/梶原伸隆 菊乃(少女時代)/瞳順子 建之介(少年時代)/大森久綱 柳田藤右衛門/郡司良 柳田松江/高木峯子 ゴンザレス/レイ・ロイド
脚本/田口耕三 監督/大洲斉
※俊斉の手配書を取るのは三島番所。俊斉の発言、異国船が来る浜はとおみがはまと言ったか、或いは遠見ヶ鼻か…北九州ってことはないか。
※博打狂いアル中医者の俊斉は、今回法眼が狙う賞金首。藤吉と組んで、雪絵の恋人を謀殺した過去をも持つ。動機は、妻女・おたきを苦界から救うための金。
※雪絵は家老の娘、異国での学問を志し出奔した恋人を追ってイスパニアへ行く覚悟。追っ手・小田島は親の認めた許婚、武士の意地でやって来る。俊斉は、雪絵の恋人の友だった設定。
→ 鬼一法眼 表紙
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