若山富三郎主演作品
1973.10.7〜1974.3.31日テレ/勝プロダクション、全26話
原作/五社英雄、神田たけ志
音楽/冨田勲
ナレーター/睦五郎
第22話 「少年と仇討ち」 1974.3.3
子犬のように法眼にまとわりつき、剣の教えを乞う少年。ともに暮らすうち、鍛えてやるばかりか、あり得ぬ額で刀を購ってやりもする法眼。しかし、時折の言動にほの見えていたとおり、少年は仇持ちなのだった。
事実を知った法眼が、目を覆い苦悩するさまが切なすぎて痛い。
ロケ地
- 雪の野、馬を曳いて歩む法眼、河原か。
- 路傍に蹲る流しの老女を見て足を止め、銭を投げ一曲所望する法眼、谷地田か。混交林の低山、切通しも見える。このあと賞金首を獲る場面が展開される。
- 番所を出たところからつきまとう少年、茶店は酵素河川敷に設営か。このあと細い山道へ。
- 目指す的は萩と聞き馬を駆る法眼、そのあとをついて走る少年のくだり、山裾の里、不明(里居のうしろに棚田)。
- 萩城下、街路は寺院境内塀際か。
- 少年と暮らす町外れの小屋、酵素河川敷。小川べり、竹林など使う。鍛錬のシーンの、雪が積もった竹林が印象的。
- 城下の神社で奉納刀に手を出す少年を制するくだり、境内描写は平野神社。楠越しに拝殿と本殿を望む図。
- 腕を上げた少年、長船を手挟み辻斬りをはたらく坂、真如堂脇参道(北側)。
唖侍(鬼一法眼)/若山富三郎 彦二郎(仇討の少年)/酒井修 馬泥棒(一)/江幡高志 流しの老女/岡嶋艶子 刀屋の主人/谷口完 馬泥棒(二)/森章二 やくざ(一)/加茂雅幹 同(二)/馬場勝義 居酒屋の親父/芝田總二 菊乃(少女時代)/瞳順子 建之介(少年時代)/大森久綱 柳田藤右衛門/郡司良 柳田松江/高木峯子 ゴンザレス/レイ・ロイド
脚本/中村努 監督/小林正雄
→ 鬼一法眼 表紙
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