鬼一法眼

鬼一法眼

若山富三郎主演作品
1973.10.7〜1974.3.31日テレ/勝プロダクション、全26話

原作/五社英雄、神田たけ志
音楽/冨田勲
ナレーター/睦五郎


第6話 「血風峠」 1973.11.11

 相も変らぬ賞金稼ぎの日々のなか、鬼一法眼は出会いと別れを繰り返す。そして、異人と斬りむすび顔を裂かれた侍や、異人の慰み者にされる女を見て、否応なくトラウマは襲い来る。
再会したお嵐が、更生してしおらしく可愛くなっているのも見どころ。

広沢池

ロケ地

  • キャストロール前、伏兵を撃つ法眼のくだり、砂丘はマジものか。
  • 法眼を見つけ仲間へ知らせに走る男、保津峡落合崖道。このあと、彼らは的を間違えていたというオチがつく。
  • 柴軍兵衛が英国人・ブラッドと対決するのにつきあう法眼、湖南アルプス。岩が露出した山腹、崖際の道など映る。頭でっかちな奇岩、ガレ場だらけの山なども見える。
  • 法眼に追い縋り、許しを請うお嵐、広沢池西岸葦原。お嵐は、生地がこの近くなことや、生き別れの妹が苦界にいることなど話す。対岸の萱葺が映る画も。
  • 芸者・お光が恋人の清次とデートする神社、今宮神社境内・稲荷社脇あたり。ここは後段お光が拉致されるシーンにも出て、信州・板倉藩の侍に啖呵を切ったお嵐が斬られて倒れ法眼が駆け付けるなどの芝居がなされる。
  • お嵐の母の墓、不明(高台、墓の間に木が生えている。小谷墓地に似る)。ここで、妹・お光と再会、清次とも会う。
  • お嵐から事情を聞いた法眼、お光が連れ込まれた異人屋敷に侵入、大立ち回りは外に及び大覚寺護摩堂前へ。逃げ込もうとしたブラッドと坂田家老に刀を投げて仕留めるのは心経宝塔。
  • お嵐の同行を拒み立ち去る法眼、馬を駆る野は湖南アルプス・天神川河床

唖侍(鬼一法眼)/若山富三郎 お嵐/浜木綿子 柴軍兵衛/山内明 お光/中田喜子 清次/小林勝彦 坂田刑部/遠藤太津朗 下役人/日高久 伝次/滝譲二 船大工/川崎裕之 仙太/広田和彦 小女/川本美由紀 ブラッド/ジョン・ベリー 菊乃(少女時代)/瞳順子 建之介(少年時代)/大森久綱 柳田藤右衛門/郡司良 柳田松江/高木峯子 ゴンザレス/レイ・ロイド

脚本/直居欽哉 監督/大洲斉

※ブラッドは板倉藩家老・坂田と組み密貿易をかましていて、お光はブラッドに供される次第。この藩の武芸者だった柴軍兵衛は、たばかられてブラッドと対決、顔を裂かれたため傷隠しに法眼と似たマフラーをしていた。


→ 鬼一法眼 表紙


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