鬼一法眼

鬼一法眼

若山富三郎主演作品
1973.10.7〜1974.3.31日テレ/勝プロダクション、全26話

原作/五社英雄、神田たけ志
音楽/冨田勲
ナレーター/睦五郎


第9話 「青い目の少女」 1973.12.2

 漁村で祖父と暮らす金髪碧眼の少女は、父母も友も無く、皆に疎まれて暮らす孤独な身の上。初めて親し気に口をきいてくれたおじさんは、賞金首のお尋ね者だった。
そんなに悪い人じゃなかったおじさん、少女にもすこしは展望のある結末、法眼の見せ場もきちんとある佳作。

平海岸

ロケ地

  • 舞台の漁村、丹後松島か。陸繋島と思しき地形、岩が露出した砂浜、犬ヶ岬に似たシルエット、松林の位置等、平海岸と思われるが同定は難しい。
  • 千里とさぶが出会う谷川、不明(けっこう水量のある岩がちの渓流、周囲は混交林の山。洞窟もこの続きと思われる)
  • さぶが網元を呼び出す夜の鎮守、鳥居本八幡宮。舞殿、石段などを使う。
  • 千里の祖父・甚兵衛が、さぶの居場所を教え金を貰って帰る夜道、鳥居本八幡宮小柴垣道か。欲をかいた村人に殺されてしまう。

唖侍(鬼一法眼)/若山富三郎 千里/シルビア・ウォーカー 勘造/安部徹 赤星十兵衛/戸浦六宏 竜巻のさぶ/井上昭文 岸辺鉄蔵/草野大悟 三次/池田忠夫 甚兵衛/藤尾純 定八/山本一郎 九助/吉田晴一 平助/北野拓也 太兵衛/新関順司郎 仁吉/小中松治郎 五兵衛/石原須磨男 権六/神田絋司 村の女房A/太田優子 村の女房B/朝比奈潔子 村の女房C/御所美里 菊乃(少女時代)/瞳順子 建之介(少年時代)/大森久綱 柳田藤右衛門/郡司良 柳田松江/高木峯子 ゴンザレス/レイ・ロイド

脚本/東條正年 監督/三隅研次

※赤星と岸辺は賞金稼ぎの浪人、法眼に瞬殺される。
※千里は、難破船から唯一助けられた赤ん坊を、甚兵衛が育てたもので、完全な異人設定。彼女の容貌を見た法眼は、ゴンザレスをフラッシュバック。
※漁村について具体的な設定は語られないが、台詞に「立岩」という名称が出てくる(間人の立岩は映らない)。


→ 鬼一法眼 表紙


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