遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第2話 「神田川伝説 女ひとすじ友禅模様!」 1985.10.22  8

 江戸友禅の名手親子に陰謀の魔手、作品を納めてくれない恨みに加え、友禅仕入れ一手支配を目論んだ悪徳商人は、荒くれ浪人を差し向けてくる。
金さん、美しく才あふれる後継者は守り通すが、彼女は芸術家の道を捨て日用品を作る生き方を選ぶのだった。

中ノ島橋

ロケ地

  • 川で友禅流しをする青風・青花父子、中ノ島橋下手河床。彼らが手掛けていた布が流れて来るのを釣り上げる金さん、橋上手堰堤脇(右岸側)。青風が鋏で殺されて見つかる河原、中州下手右岸河原の茂み(護岸上、見物衆の中に目の鋭い男がいて現場を凝視)
  • 「見ていた男」が、待っていた駕籠の主に済んだと告げる祠、大覚寺天神島祠。駕籠が去ったあと、そこからそっと落とされた金包を、浪人が出て「受け取る」。
  • 友禅師・青風宅、広沢池東岸建物前に柴垣と門設営。
  • 江戸屋が怪しいと金さんにツナギをとる早田、仁和寺中門をくぐり北へ歩く図。この前に映る仁王さんはここのものか。
  • 青風が殺された現場の塚に参る江戸屋宗助、中ノ島橋下手右岸河原。あとから来た青花と話す帰り道は護岸上(見上げ)。このあと宗助が殺されて見つかる草むらも付近か。
  • 怪しの浪人が急ぎ走るルート、仁和寺裏塀際(境内)〜九所明神前〜塔下(ここで金さんに呼び止められ、袴の裾の返り血を指摘されチャンバラ)
  • 金さんが船宿・ゆみに青花を匿ったあと、彼女のためほたる草(映ってるのはツユクサ)を摘む虎さん、広沢池東岸細流か(草ぼうぼう)。紙を求めてきた女中が声をかける見返りのシーンは別撮りか(石積みの側面に吐口、道の向こうは造園用っぽい杉)
  • 御宰と大奥年寄に化けた早田とお蘭に釣り込まれた山城屋、青花を始末に向かう夜道は大覚寺有栖川畔(夫婦と手代)、五社明神本殿前から来た浪人どもと合流。このあとラス立ち。

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 お蘭/かたせ梨乃 捨八/佐藤晟也 青目久蔵/西川のりお 早田彦十郎/宮尾すすむ 青花/蜷川有紀 宗助/佐藤京一 おこん/山口奈美 戸塚孝史 遠山金次郎 武井三二 泉好太郎 和田昌也 江原政一 美松艶子 波多野博 疋田泰盛 京右衛門/安井昌二

脚本/本田英郎 監督/宮越澄

※京右衛門が山城屋、妻女はおこん。浪人のナカマに福ちゃん、ラス立ちのほか白州後列に(ここには小峰さんも)。
※怪しいとか、顔からして悪いと早田に言われている江戸屋、実はいいヒト…佐藤京一の悪くないのって初めて見たかも。江戸屋への納入を持ちかけた青花に対し、問屋を通すと作品作りに制約がかかってしまうと諭す。


→ 遠山の金さん II 表紙


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