1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日
第21話 「継母の愛!」 1986.3.25 9
亭主亡きあとも健気になさぬ仲の子を守り育てる女だが、世間の目は冷たく、そのうえ亭主を殺した悪人どもが襲い掛かる。
最後は固い絆が確かめられ、笑顔で〆られる情話。
ロケ地
- 長崎からの御用の早馬が疾駆する道、嵐山自転車道(公園側から見上げ)〜下鴨神社馬場〜映画村町並みセット〜大覚寺明智門(南町奉行所)。
- 長崎奉行の犯科帳を厳重に保管した与力・小島が退庁してくるシーン、大覚寺明智門を出て御殿川の橋を渡る。橋たもとに長兵衛と手下が待っている。御殿川に手すりなし。
- 夜火事が発生、南町奉行所に火がおよぶやもという段、駆け付け御用の床屋・常吉が箱を背負い評定所へ向かう途中銛で刺されるシーン、大覚寺五社明神。
- 常吉の葬儀、早桶を見遣ってのおこんの回想、コブ付きだけどとプロポーズされた水辺、広沢池東岸。置いてある桟橋の下にも水無く、ひび割れた池底に残った水たまり近くで子が遊ぶ。
- 死の間際常吉が犯人の手から破り取った犯科帳の目次を狙い、一味が押し入って金さんに撃退される段、逃げた母子が雨宿りする祠、大覚寺五社明神摂社。青目らが通りかかり、自身番へ引っ張る。
- 回り髪結いに戻ったおこん、町で小島を見かけ尾行すると入ってゆく屋根船、嵐峡に舫い。日暮れて出てゆく船を小船で追うおこん、途中屋根船からはお才に殺られた小島が投棄される次第。おこんを乗せていた船頭は実は金さんで、これ以上の危険な行為を戒める。
- 長兵衛たちが入手した犯科帳を燃していたと報告するお蘭、大覚寺護摩堂脇(護摩堂は側壁しか映っておらず、奥に聖天堂が見えている)。雲水姿の早田さまも現れ、南町の知るべから聞き出して来た犯科帳の件を報告。
- 小島の死体が上がる大川、罧原堤下汀。青目が検分、怪鳥のごとき悲鳴を上げる。見物衆の中にはおこんも。
- お鶴をさらい、目次を持って来るよう要求する一味、指定の天神の森は下鴨神社池跡、柵で囲んだ高灯台あしらい。ここでラス立ち、子はお蘭が確保。
遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 お蘭/かたせ梨乃 捨八/佐藤晟也 青目久蔵/西川のりお 早田彦十郎/宮尾すすむ おこん/黒田福美 お才/鈴鹿景子 常吉/本郷直樹 長兵衛/黒部進 長谷川弘 三田篤子 森秀人 笹木俊志 山口若菜 有島淳平 小峰隆司 坂本良 宮崎博 浅田祐二 内藤康夫
脚本/本田英郎 監督/山下耕作
※犯科帳に「五島無宿・長十郎」と記されている抜け荷犯は現在、海産物問屋・五島屋長兵衛になりおおせていて、内儀はお才(とても怖い姐御)。長崎以来の仲という南町与力・小島は長谷川弘。
※ぜんぜんそんな風もないのに、継子とか継母とか噂する近所のヒトの描写あり、イヤな感じ…時代?
→ 遠山の金さん II 表紙
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