遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第25話 「嘘でもいいから愛していたい!」 1986.5.6  9

 金さんが新シ橋で見かけた、男を待ち続ける女。半年に一度上州から来る絹問屋の二番番頭というのは真っ赤な偽り、男は鎖鎌を使う、御手配中の凶賊。金さんにこのことを告げられ、自らの耳目で事実と確かめても、薄幸の女は初めてつかんだ幸せに縋りたいのだった。

中ノ島橋

ロケ地

  • 岩鼻代官所からの急使が凶賊の報をもたらしている頃、抜け出してお弓と芝居帰りの金さんがゆく川岸、嵐山公園中州(川側から見上げ)。男を待つお篠を見る新シ橋は中ノ島橋、橋たもとにいるお篠を対岸から見る図。
  • 一家皆殺しのため凶賊の手掛かりは得られないと報告する早田、大覚寺天神島祠前、鳥居も映る。金さんは関八州から来た奴かと推測。
  • 新シ橋たもとの木に暗号を書いた紙を貼りツナギをとる怪しの一味のくだり、中ノ島橋たもと。このことを報告するお蘭、広沢池東岸(水無し)
  • 紙に書かれていた「きく」から、菊屋橋を調べる金さんとお蘭、中ノ島橋(真上からのアングル)。菊川橋はセット撮り、そのたもとに「ちどり」の酒肆・千鳥が。
  • 千鳥は会合後すぐに店じまいしてしまったと報告するお蘭。大覚寺天神島、池側から極端なローアングル。
  • 中山道に入る、佐渡から御用の金塊を運ぶ一行、酵素ダートか。これ以前にも話の処々でこの行列が出るが、いずれも酵素と思われる。
  • 金塊を運ぶ一行が熊谷を出て上尾に向かう街道、北嵯峨農地農道。
  • 板橋へ手配する、変装した捜査チームに出動前の訓示をたれる早田、鳥居本八幡宮石段上。

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり お蘭/かたせ梨乃 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 おちよ/三田篤子 おつる/加藤由美 平目銀次郎/仲本工事 早田彦十郎/宮尾すすむ お篠/二宮さよ子 勘次/誠直也 仁兵衛/睦五朗 お梅/衣麻遼子 有川正治 勝野賢三 小峰隆司 藤長照夫 山田良樹 峰蘭太郎 宮崎博 石井洋充 浅井誠

脚本/飛鳥ひろし 監督/山下耕作

※疾風の勘次は、お篠には新作と名乗り篤実な男を演じているが、預けた包みに鎖鎌入ってて笑える。関八州の大盗たちを集め、金塊を狙う首魁はろくろ首の仁兵衛。あと、勘次の情婦くさい弁天のお梅や、人魂の竹造(小峰)などいる。鎌鼬の吉松の説明で出る雪のシーンはロケ?


→ 遠山の金さん II 表紙


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