国境を越えた男

国境を越えた男

1987.7.16テレ朝/東映

キャスト
中村雅俊 藤真利子 大場順 伊藤敏孝 堀美奈子 白井滋郎 司裕介 丘路千 白川浩二郎 峰蘭太郎 鈴木智 西山辰夫 大矢敬典 木谷邦臣 星野美恵子 勇家寛子 山崎薫 今福将雄 芦田伸介

原作/山本周五郎「いさましい話」より
脚本/志村正浩
監督/中島貞夫

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 殿の意を受け、財政改革を推進するためお国入りした玄一郎だが、脅されていたとおり、国侍は腐敗しているうえ頑迷、奥向きは権高で厄介。国許に馴染もうと城代の娘を妻に迎えるも嫌われ、寝所は別々という始末。そんななか玄一郎は精勤、建白書も容れられ、悪風は払われるかにみえたが、改革派の当人が汚職の罪を突きつけられてしまう。
玄一郎の危機を救ったのは、やっぱりと言うべき人物だったが、行動の裏には思いもせぬ絆が隠されていた。

彦根城

ロケ地

  • 新任の勘定奉行・笈川玄一郎が老僕・吾助を連れてお国入りの道、谷山林道か。眼下の道をロングで映す画もあり。きつい坂は脇道か。ラストシーン、追放となった津田を追いかける玄一郎のくだりも全く同じ場所。
  • 登城風景、彦根城天秤櫓と廊下橋。天守の画も入る。先夜の宴で玄一郎はグロッキーと思われたが、配下の若侍たちより先に出仕していて、書類の不備をびしばし指摘というくだり。
  • 作事奉行・津田庄左衛門と釣りに行く玄一郎、普済寺墓地まわり。津田は地蔵のところで玄一郎を先に行かせ、潜んでいた吾助と会話し、若旦那に近づくなと言われる。
  • 津田とともに釣り糸を垂れる水辺、沢ノ池か。後段、役を追われた益山たちの襲撃も同所、この際対岸が映る(津田が鉄砲をぶっ放して斬り合いを止める)
  • 配下の益山たちと果し合いをする玄一郎、指定された「観音寺山の首塚」は普済寺墓地、小丘の上に五輪塔が立つアレが映っている。
  • 次席家老・益山税所に陥れられ玄一郎が入牢、この間書役の益山らを見張る吾助のくだり、津田宅へ彼らが入ってゆくシーンは西教寺参道坂。見上げのアングルで、吾助は植込み陰にいる。益山たちが入ってゆくのは北側の塔頭。

※「傑作時代劇シリーズ」の一。


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