第12話 「娘の命一千両」 1969.10.20
夕立に遭い病を発する老公、親切な雨宿り先を見つけるが、そこに賊が押し入ってきて、家主ともども監禁されてしまう。
人質になっている間には、家を離れ寮で暮らしていた娘の心を解く人情話が入っている。
ロケ地
- おみちが侍女と暮らす泉州屋の寮、走田神社社務所。堺の町へ二里の位置。
- 老公らが寮へ迎えられている間、雨の街道を走る三人組、走田神社社叢脇。
- 格さんと松(三人組の一人)が、身代金を要求しに泉州屋へ向かう道、走田神社社叢脇田畔。このあと田んぼの中の畦道になり、はさ木が見えている。
- 人質交換に指定の、堺の町外れ千人墓地の三重塔下、金戒光明寺墓地。やりとりと立ち回りは墓地中央石段と墓石の間で。一味の首領級の浪人・軍十郎が金を隠していた塔は文殊塔、内部はセット撮り。
- 泉州屋一家に見送られ発つ老公一行、土手は曽我谷川か。ちらっと見える橋は欄干が低く、穴太橋にも見える。土手には松の高木。名を問われるが、はぐらかして去る。
※三人組のうち一人だけ浪人態でないスケベそうな男は田中邦衛。寮にいたお嬢様・おみちは梓英子(後妻とか腹違いの妹とかは全くの善人という珍しい設定。父は銭ゲバだが説得され改心)。
脚本/宮川一郎 監督/山内鉄也
→水戸黄門第一部表紙
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