第14話 「叛逆者の群れ」 1969.11.3
世継問題で城代と付家老が対立する構図のなか、暗殺や世子誘拐など物騒な情勢、ここへ老公一行がやってくる。曲折のすえ後継は決まり藩は安泰、しかし「敵味方」双方たくさんの血を流すのだった。
ロケ地
- 丸亀から山越えで高松入りした老公たち、谷川で口を漱いでいると追っ手に斬られた侍が崖から落ちてくるくだり、保津峡落合。一行は河口右岸汀、御用林入口は山中の林間(不明)、郡奉行目付・松田が追い詰められるのは落合崖道、落下岩から転落、下にいた老公一行が救護の運び。後段、松田が隠していた書付を出しにくるのも落合と思われる。
- 付家老に反発する若侍たちが、世子・軽丸ぎみをさらって立てこもる正念寺、慈眼堂。山門内外、お堂扉内外、参道石畳灯篭群等をを使う。
- 若侍たちを説得に行こうとする頼豊を止める付家老、城の庭は阪口青龍苑池畔。付家老が去ったあと、頼豊に自責の念を述べる千加は築山の裾。
- 事後、藩主一家に見送られ当地を発つ一行、舞子浜砂浜。背景に岬が来ている。
脚本/宮川一郎 監督/山内鉄也
※老公の実子で高松藩主の頼常は細川俊夫、藩祖の三男坊で世子を差し置いて次期と目される頼豊は勝呂誉。頼豊を慕うも、野心家の父(付家老)との板挟みになる腰元・千加は磯村みどり。世子・軽丸ぎみを擁して立てこもる若侍メンバーに川谷拓三や森章二(このヒトたちは、裏切者だった首謀者を始末したあと全員自刃)。
→水戸黄門第一部表紙
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