水戸黄門 第一部

第17話 「人情喧嘩そば」 1969.11.24

 老公の財布を狙った泥棒だが、名の通った泥棒・弥七を見て投降、彼の親分である老公に盃を願う。「大蛇の長次」の事情をきいた老公、親孝行の手伝いで姫路へ赴くが、長次の親爺は御城下で蕎麦屋を営んでおり、喧嘩蕎麦屋、小言蕎麦屋、正直蕎麦屋などと異名をとる訳は、グレて家出した倅への思いからなのだった。

中山池

ロケ地

  • 岡山藩の臨時関所が設けられている街道、不明(溜池端の地道)。民の難儀を思った老公、「ひとつ手形無しで通ってみるか」。関役人と揉めているところ、行商人姿の長次が現れて老母に孝行とか話を作って役人を泣かせ、通行を許可される。このため老公らも通される運び。
  • 長次の親孝行資金捻出のため、旅人を物色する有年峠、中山池堰堤上の地道。鶯橋まわりを使う。縦貫道ができる前の旧態と思われる。
  • 池田侯がお泊りの室の津イメージ、不明(海浜と坂を這い上る町)
  • 姫路城下イメージ、姫路城天守
  • 長次の顛末を見届けて当地を後にする一行、不明(切通し山道)

脚本/加藤泰 監督/内出好吉

※長次は砂塚秀雄、親爺は松村達雄で妹は武原英子。長次と相部屋になった際喧嘩していた客に、いとしこいし。関役人は遠山金次郎と川口喬(偉いほう)。寝所に忍んできた助さんに金を貸した備前少将は那須伸太朗。姫路城下でぶいぶい言わす死神の五郎蔵は阿波地大輔、ピストル出してくる。五郎蔵の手下のゴロツキは賀川泰三。
※お話の都合もあるが、長次を生かしておかないあたり「ちゃんとしてる」感じ。


 →水戸黄門第一部表紙

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