第2話 「人生に涙あり」 1969.8.11
炎に包まれる旅籠から再開。
助格の活躍に加え、弥七とその仲間の助けもあり陰謀は白日の下に晒され、紋太夫は自裁。老公そのものへの魔手も切り抜けるが、柳沢を指弾することはなく、皮肉に留めるのであった。
ロケ地
- 火事を逃れた助格が疲れ果てて寝ているお堂の縁先、大覚寺護摩堂縁先。玄庵(弥七の手下)が手当てしてくれる。
- ぼろぼろの格好のまま駆けつけた助格が門前払いされる、水戸家上屋敷門、西本願寺大玄関門(門番の一人に福ちゃん)。後段では、連判状を入手した格さんが走りこんでいる。
- 柳沢吉保邸、門は大覚寺大門。吉里が遊ぶ庭は青龍苑か(芝地、茶亭あり)。
- 柳沢邸を出てくる藤井紋太夫、大覚寺式台玄関(ここで駕籠の乗り込み、見張る助格は門外に)。駕籠がゆく坂、金戒光明寺永運院下坂。駕籠が入る長龍寺、神光院山門(紋太夫がむかし寺小姓をしていた寺で、和尚に連判状を預けに来たという設定。深雪が監禁されるのもここで、助格捕まり/立ち回りもあり、山門のほか本堂縁先、座敷など境内各所が使われる。中興堂は内部も使われている)。
- 江戸城イメージ、姫路城天守。吉保が桂昌院に水戸家世継の廃嫡について話す庭は青龍苑池泉・切石橋上。
- 水戸家世継に将軍お声掛り・吉保差し回しの御医師が来たあと、自らの隠居後急に体調を崩したことを疑問に思い廊下をゆく老公、大覚寺むらさめの廊。
- 事後、水戸へ帰る話をして笑う老公たち、邸内の描写は大覚寺回廊のほか観月台も使用?
※玄庵は芦屋雁之助。
脚本/宮川一郎 監督/山内鉄也
→水戸黄門第一部表紙
|