水戸黄門 第一部

第30話 「上州からっ風」 1970.2.23

 馬鹿正直な人足が罠にはめられ、弁償を免れる代わりに歌を禁じられてしまう。彼は、村随一の八木節の歌い手、殿さま臨席の唄いくらべがもうじき始まるという情勢。
老公一行の働きで悪は懲らされ、男は会場へ急ぐよう促されるもぐずぐず。尻を叩いて行かせたのは、当地名物の嫁の啖呵であった。

赤山禅院

ロケ地

  • 河合村の衆が稽古をする一之宮、赤山禅院本殿前。老公らがここへやって来るシーンでは、参道が使われている。弥七が現れるのは参道の土手から。
  • 親方に頼み込まれて仏像を運ぶ政吉、追い剥ぎが出て馬ごと荷物を盗られてしまうススキの街道は不明、泥棒が走り去るのを見る老公たちが休む路傍の茶店は棚田の高台か。このほか、里道っぽい、同じく棚田地形と思われる個所がいくつも出てくる。かなり高所と思われる部分もあり、低い場所もある。仰木と思われるが、明瞭なランドマーク無く難しい。
  • 殿さま臨席で行われる唄いくらべの会場、上賀茂神社北神饌所の縁先に殿さまが着座。幔幕が張り巡らされている。

脚本/田坂勝彦、鎌田房夫 監督/田坂勝彦

※政吉は山田吾一、キツ目の嫁は高森和子。スケベ郡代が嫁を狙い、大田村の親分が唄いくらべの勝ちを狙う。こやつらと荷役問屋の親方はグルという次第。


 →水戸黄門第一部表紙

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