第5話 「血槍の弥平」 1969.9.1
仇討ち主従を助けることになる老公、場所柄や護衛の毛利家中のことを考慮、犬医者になりおおせている仇を安倍河原へ引きずり出し、みごと本懐を遂げさせてやる。
老公を害そうとやって来る兵庫だが、討たれる仇が犬医者と聞いて引き上げてしまうのも大笑い。
ロケ地
- 老公一行が発つのを見た弥七が腰を上げる街道、木津堤か亀岡か(道はカーブ、眼下に家並み)。兵庫が操る虚無僧たちを見た弥七、潜み見る橋は流れ橋、橋下に虚無僧集まり。
- 兵庫の小柄で傷を負った弥七が逃げ込む墓地と寺院、化野念仏寺(新墓とお堂付近)。後段、仇討ち主従を助けて行く際は石仏群脇を通る。
- 老公が虚無僧を騙して消える野原、木津河原か(葦生い茂る草原)。老公が指差して茶道具を借りてくるよう命じる苫屋、広沢池北東岸のアレか。
- 棚橋の未亡人と遺児、弥平に仇を討たせる安倍河原、木津川河川敷。助格と弥七が犬医者を騙して連れてくる駕籠は木津堤法面をゆく。老公らが渡り去る橋は流れ橋。
※桂昌院が毛利家に下賜したお犬様を抱いて道中する犬医者は名和宏、彼と微妙な関係にあった未亡人は馬淵晴子、棚橋家の中間・弥平はハナ肇。
脚本/三好伍郎 監督/内出好吉
→水戸黄門第一部表紙
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