第10話 「対決」 1970.11.30
9話の続き、比留間は両藩の城代と密かに会い、処遇を約した柳沢の書付を見せる。また、生証人として老公が確保した忍びを消すなど暗躍。しかし忠臣によって城外へ連れ出された両藩の殿様は、老公の前で真実を聞かされるのだった。
ロケ地
- 弘前城、本物の天守をイメージに。裃姿の助さんが、豪胆にも城内を闊歩するくだり。すぐ見つかって入牢、菊さんの隣に放り込まれる次第。
- 南部藩城下の山岡道場、随心院長屋門。国境へ赴き調査して帰ってきた山岡が、門前で浪人姿の格さんと鉢合わせ。
- 城からむりやり逃げ出してくる助さん、芦浦観音寺門。出たところで弥七が出迎え、ツナギをとる。この門は、翌朝呉服屋に化けた八兵衛が、殿様と堀越兄妹入りの長持を受け取りに来るシーンでも出る。
- 助さんが殿様を騎馬で運び去ったあと、堀越兄妹が走る山道、不明(まわりは植林杉の地道)。追っ手が来て立ち回りは林間。
- 駕籠に殿様を乗せて急ぐ山岡、不明(谷地田沿いの地道、棚田)。
- 比留間の隠れ家を見つける弥七、不明(小屋は山裾に。まわりはススキ原)。
- 二人の殿様が老公に会う国境の茶店、堂ヶ峠と周辺。切り通しのほか、日の出橋も使われる。茶店は橋の北側、73号に近い高みに設営。一行が歩み出す道は峠の南側か。
脚本/宮川一郎 監督/山内鉄也
→ 水戸黄門第二部 表紙
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