第16話 「佐渡恋情」 1971.1.11
佐渡の奉行は、恒例の歓迎行事で美人を物色する、癖のわるい好色家。見初めた娘が振矩師の跡取りで既に相手もいると断られクサるところ、当の娘をめぐる恋敵がトンデモ情報を提供しに来る。
正体を明らかにした老公がいて、もたらされたネタも相当ヤバいのに、スケベ親爺の情熱は燃え盛るのであった。
ロケ地
- 佐渡イメージ波頭、港や里の浜辺(汀は粗いが丸い礫)、日本海ロケか。師匠が弟子・啓介(字は適当)に呼び出され、娘と弟弟子のことでクルスを突き付けて脅されるくだりには、アーチ状の海崖なども出てくる(蘇洞門みたいな感じの地形)。
- 奉行所へ駆け込みクルスを出して訴えるも、はかばかしい結果を得られず怒って帰る啓介、奉行の指示であとをつけた与力が彼を襲う町角は神光院。西門を入り、蓮月庵前を過ぎたあたりの境内でばっさり。悲鳴を聞きつけた助格が駆け付け。
脚本/稲垣俊 監督/内出好吉
※振矩師(測量技師)の爺さまは加藤嘉、娘のおきわは望月真理子。長崎出身で隠れキリシタンの鷹四郎は田村亮。
※奉行を叱り、自分がいるうちに恋人たちに祝言を挙げさせる老公、禁令はお構いなし?
→ 水戸黄門第二部 表紙
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