第18話 「母子追分」 1971.1.25
お金を受け取りに行って別行動の助さん、八兵衛に引き込まれ登楼するが、足抜き騒ぎに際会する。妓は、高熱で明日をも知れぬ子に会いにゆくのだった。
妓のダメ亭主、事に乗じようとする破戒僧、楼主の二足のわらじ等、金の匂いを嗅いだ悪党どもが五月蠅なす荒っぽい展開。
ロケ地
- 碓氷峠をおりてきた弥七、仁兵ヱが金飛脚を襲うのを目撃するくだり、保津峡。はじめ山道から川沿いの街道を見下ろす画が出て、これは保津峡駅近くの50号、地道(に見える)。立ち回りは落合崖際にスイッチ、弥七の介入があるが飛脚は落下岩から↓河口汀に倒れている画もある。
- 北国街道と中山道道別れで助さんを待つ老公、不明(眼下に谷地田広がる地道、祠とかも見える)。焦れた老公、待たずに善光寺へ行くと言い出す。
- 格さんが先棒担がされて善光寺へ向かう街道、不明(下に棚田が広がる立地、7-11前とか、雄琴ICおりたところの仰木の棚田に似る)。文句たれてて、駕籠から放り出されるお約束あり。
- 破戒僧が突然裏切って源七の手下をバラす山、不明(砕石場か)。
- 老公が参詣する善光寺、不明(どこかのお寺の堂内と思われる)。読経中なのに、弥七の報告を聞いて下品な大声で笑ったりする。
- 小諸イメージ、千曲川越しに小諸市と浅間連峰を望む図。一行がゆく街道は、先に出た仰木地区と思しき棚田の中の道。
脚本/加藤泰 監督/山内鉄也
※子を思うあまり足抜けする女郎・おつまは河村有紀、女房を売った亭主・仁兵ヱは林真一郎、楼主・源七は高品格。
※子の病は破傷風、助さんが手術…医者来てるのに。ダメ亭主は最後に助さん庇って撃たれ、死後面目を施す次第。
※母子は茶店を出すこととなり老公が看板を書く。身分ばらしは今回無し。
→ 水戸黄門第二部 表紙
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