第22話 「怒れ!格さん」 1971.2.22
一行を強盗に襲わせる手引きをした男を、乱戦のなか格さんが斬ってしまったことからはじまる話。男は死に際、病死ということにして家族への知らせを頼む。しかしその男、悪人に仕組まれて使いの金を盗られていたのだった。
遺族へ形見を届けに行くのは格さん一人、あとは助さんも老公もラストに出てくるだけの格さんオンステージ。
ロケ地
- 鵜沼を出た一行、先へ行く老公と助さんと別れ垂井へ向かう格さん、別れの道隈は走田神社南方、406号西条風ノ口線と走田神社社叢脇の道が分岐する地点、穴生橋の西方。老公が背にしている建物は、2017年現在現存しており破風もそのまま。
- 重苦しい気分で垂井宿へ入った格さん、苛められていた坊を助けるとその子が斬ってしまった卯之吉の子供だと知れる鎮守、走田神社鳥居前。宿場はセット撮り。
- 美濃屋の若い衆と馬で老公のもとへ急ぐ坊、街道は亀岡か。
- おはると坊に見送られ当地を発つ一行、山道は谷山林道か(切通し)。涙ぐむ格さんを見た老公、格之進の父のことに言及。
脚本/宮川一郎 監督/内田好吉
※卯之吉(字は適当)の実家は垂井宿の飛脚問屋、役人とつるんだ駕籠屋の小林重四郎に乗っ取られかけている設定。女房・おはるは榊ひろみ、卯之吉の父は美川陽一郎。
※ラス立ち後、出張った役人に身分を明かすが印籠は出ず。
→ 水戸黄門第二部 表紙
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