第24話 「悪い奴ら」 1971.3.8
宮津入りした一行は、掏摸騒ぎを収めたことで土地の料亭に招かれるが、そこは性質の悪い二足の草鞋に狙われていた。その十手持ち、奉行とつるみ手荒な手段に出てくるものの、最終的に印籠出て一巻の終わり。
ロケ地
- 宮津さして浜街道をゆく老公一行、琵琶湖岸(対岸の山とか、明確なランドマークなし)。漁具あしらい、遠景に長々と河口州。「栗田浜、宮津へ二里」としたためた道標が置いてある。後段、八が掏摸の半助にお説教垂れるシーンでは、松原の下に船も見える。
- 参詣客で賑わう宮津の神社(久理陀神社?)、平岡八幡宮。八が舞殿前石段をおりてきてナンパしかけるが不調、やってきた老公にからかわれる。ここへ、桔梗屋の隠居の懐を狙った半助が駆けおりてくる寸法。
- 桔梗屋へ招かれる老公、孫娘の案内で逍遥する庭は青龍苑池泉。祖父の遺産で、大徳寺を模したと説明。
- 怪しい動きを見せる丹波屋、弥七が忍び入る宮津藩奉行所の裏塀は広隆寺東塀際(夜、木あり/弥七は飛んで入るが、八はこの木を攀じ登り)。正門はセット撮り。
- 当地を発つ一行、助格が天橋立を股覗きする丘は不明(幼松が植え出された山上の裸地、湖南アルプスか)。天橋立全景のスチルイメージが入る。
※桔梗屋を女手一つで切り盛りするお婆様は毛利菊枝、丹波屋のドラ息子に懸想されている孫娘は三浦真弓。丹波屋伝蔵は河津清三郎、腹心に小田部通麿、奉行は中村錦司。
脚本/津田幸夫 監督/内出好吉
→ 水戸黄門第二部 表紙
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