第27話 「密命おびて」 1971.3.29
お家騒動の渦中にある藩から、次席家老の娘が密命を帯びて老公に会いに来る。しかし萩の城下では、反対勢力が当地の家老と通じ、娘を狩ろうとしていた。
老公と助さんの大喧嘩ではじまり、和解で終わる作り。一行は、娘・弥生とともに久留米へ行くことになる。
ロケ地
- 助さんに腹を立てた老公がずんずん歩く浜辺、舞子浜松原。
- 久留米藩次席家老・榊原帯刀の若党(西田良)が虚無僧集団に斬られる谷川、不明(ごく浅い)。
- 萩城下、祭礼の神社イメージ、今宮神社楼門。
- 帯刀の娘・弥生(男装中)が虚無僧らに追われ落ちる橋、中ノ島橋。立ち回りは一部付近の林でも行われる。
- 船を出して夜釣り中だった望月隼人が弥生を拾い上げる川、不明(流れは瀞?)。一緒にいた侍は峰蘭太郎。
- 望月が老公の宿を確かめに行ったあと、気がせいて保護されていた道場を抜け出してしまう弥生、いずこかの塔頭か(映るのは内側のみ)。
脚本/鈴木則文 監督/石川義寛
※弥生は大原麗子、虚無僧のヘッドは深江章喜。望月は新田昌玄、師匠の娘は長谷川稀世、二人は老公のはからいで結婚し道場を継ぐことに。
※喧嘩の理由は甘酒、助さんが意地を張ったのはそれがおふくろの味だから。和解後、撃たれて負傷した助さんは治療のため置いてゆくことに(八兵衛付き)。
→ 水戸黄門第二部 表紙
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