第31話 「家宝奪還作戦」 1971.4.26
首席家老を追い落として後を襲おうとする次席家老、宝物の茶器を盗ませて失脚をはかるが、城下に老公が来合わせていた。
泥棒の手口から一目で犯人を思いつく弥七とか、次席家老に通じる剣の達人と対峙する格さんとか、見せ場も多し。
ロケ地
- 老公らがゆく柳河藩領境の街道、不明(谷内田の地道、田畦に小屋も見える)。このあと雨に降られ、茶匠の家で雨宿り→招き入れられる。
- 柳河藩城イメージ、彦根城天守。次席家老が御納戸役の前で家宝の茶碗をわざとらしく出して見せるくだり。
- 盗賊・すいびらの平次がお城に忍び入るくだり、城門は知恩院黒門(門続きの塀が海鼠壁で、今と違う)。このあとの城内坂は黒門続きの坂。蔵はセット撮り。
- 失せた茶碗が出てくるよう祈る佳恵、赤山禅院本殿。自棄を起こす御納戸役・数馬を弥七がひっぱたくシーンも。
- 大殿帰国の際のお城イメージ、岡山城天守。さっそく茶会を催すと言い出す。
- すいびらの平次が指南役に後金を貰いに来て殺される川端、下鴨神社泉川畔。
- 大殿の野点、青龍苑池畔端に茶席しつらえ。
- 当地を発つ一行、谷内田の溜池端の道…興戸か…ロングの画に見える山は木津川を隔てた向こうの山?
脚本/葉村彰子 監督/田坂勝彦
※茶匠の孫娘で首席家老の養女となっている佳恵は藤田弓子、許婚の御納戸役・数馬は高橋長英。
※「すいびら」の平次は、手拭いを濡らして侵入道具に使う。
→ 水戸黄門第二部 表紙
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