第33話 「お犬さま罷り通る」 1971.5.10
銃創癒えた格さんが合流、久しぶりの江戸と浮かれるも早や暗雲、民は生類憐みの令に苦しんでいた。
犬の毛皮を将軍に贈り諫めようとする老公だが、柳沢はこれを好機ととらえ老公乱心・蟄居必至と言い立てる。しかし結局は、光圀の誠心が邪に打ち克つのであった。
ロケ地
- 犬奉行が牢内の町人(格之進)が老公の家臣と申し立てたと報告に飛んでくる柳沢吉保邸、相国寺林光院式台玄関を門柱ナメて望む図。イメージカット。
- 江戸城イメージ、皇居巽櫓と濠。隆光が護摩焚いてお告げ「六代は吉里」のくだり、ほくそ笑む桂昌院のもとに柳沢が罷り出て老公出現を報告。
- 老公に将軍から呼び出しが来る段、水戸家江戸屋敷は大覚寺大門。釈放されたばかりの格さんが町人のなりのまま入ってゆく。
- 事後、綱條に見送られ水戸へ発つ老公、大覚寺式台玄関。門を出ようとすると、魚金一家が来ている運び(内側からの画)。水戸さして街道をゆく一行、嵐山自転車道か。
脚本/宮川一郎 監督/松村昌治
※魚金は調子に乗っていて、つい魚を引いた犬を棒で殴打してしまう運び。
※登城の老公、下に白無垢を着こみ決意を綱條に述べる。助格も同じ覚悟で付き従う。
→ 水戸黄門第二部 表紙
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