第5話 「身替り花婿」 1970.10.26
米沢入りした一行、勘当娘と頑固親父の和解に一役買うことになるが、格さんを急遽婿に仕立ててという無茶な芝居の破綻は必定、祝言目前まで話は進む。しかし親父は、下働きの爺さまの腰に三葉葵の印籠を見てしまうのだった。
ロケ地
- 板谷峠をゆく一行、アップの山坂は不明、ロングの尾根は湖南アルプスか。米沢入り手前、小休止で助さんが手を洗っていると上からお菊の投げた小石がふってくるシーン、中山池汀と鶯橋。
- 米沢城下の織元・小松屋彦兵衛宅、走田神社社務所門。彦兵衛の娘・おきぬと「婿」の格さんが入ってゆくのを、地回りどもが見ている(彦兵衛に賭場会場提供を断られ、怒って帰る際に蔵の脇から見る)。ここは後段にも出て、様子を見に来た弥七が塀を飛び越えたり、やくざが様子を窺っていたりする。一行が発つ際にも使われる。前の道を挟んで、田んぼや山なみも映り込む。
- お使いの最中やくざとトラブル、先に帰されたお菊が昼間伝八郎(虚無僧姿)に拉致されて危機、そこへ新さん(兄上と呼ばれている)、次いで助さんが出て水入りのやしろ、長谷八幡宮舞殿まわり。
- 当地を去る一行がゆく山道、湖南アルプスか(後姿ロング)。
※おきぬは北林早苗、彦兵衛は多々良純。おきぬが駆け落ち同然に一緒になった連れ合いは故人。老公を下働きの爺と言ったのは八兵衛。
脚本/津田幸夫 監督/内出好吉
→ 水戸黄門第二部 表紙
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