第6話 「仇討無情」 1970.11.2
仕官の話を断り続ける遣い手は、討たれる覚悟で日々海を見つめ過ごしていた。
仇討ちのため旅してきた姉弟と知り合い、説得しようとする老公。伝八郎の妨害があるが、光圀の名を出して万事解決。
ロケ地
- 松島入り前に街道で休む一行、不明(松並木のある山道)。名勝・松島はロングのイメージ映像。海を見つめる和七郎を見かける浜は丹後松島か(彼が立つ巌は、高嶋海水浴場の二本松の巌に似る)。この浜は後段にも出て、立ち回りもあり。
- 熱に苦しむ若侍を見かけ助けようとするお菊と新さん、走田神社本殿前。
- 仙台藩の重職に仕官の話を断る和七郎、穴太橋上。背景に走田神社社叢と、社務所の萱葺屋根が見えている。橋は木製の旧態。
- 弥七と八兵衛が走ってきて、なぜ追いつかないと引き返す街道、走田神社社叢脇か。はさ木が見える。
- 和七郎が寄宿しいてる寺、曼殊院。勅使門内外でお芝居、内部はセット撮り。石垣際で、老公が襲撃されるシーンもある。寺名は「げんしょうじ」と発音されているが、字は不明。
- 弟・数馬がと老公一行が和七郎と園江に見送られ当地を発つ峠、不明(山道)。
※仇討ち姉弟は谷口香と小川真司、二人の兄を已む無き仕儀で斬ってしまった「和七郎」こと恭之介は吉田輝雄。和七郎先生に私淑する仙台藩重職の息子は石山律。
脚本/津田幸夫 監督/内出好吉
→ 水戸黄門第二部 表紙
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