第19話 「姿なき復讐」 1972.4.3
徳島入りした一行、あからさまに怪しい虚無僧と何度も出会ううち、城下では殺人が相次ぎ、遺骸には不気味な黒絵馬が置かれる始末。裏には、悪家老に詰め腹を切らされた蔵方の遺児がいた。
ロケ地
- 老公らが雨宿りするお堂、御室霊場お堂。ここで既に不愛想な虚無僧と遭遇。
- 徳島へ向かう一行が通る海浜、琵琶湖西岸松林。
- 徳島城下、荒物屋を教えてくれた腰元と一行が再会する茶店、御香宮本殿前石段下に設営。腰元が虚無僧とツナギをとるのは本殿裏手。
- 国家老・松崎典膳邸、相国寺林光院。後段には門内外で立ち回りもあり、夜間撮影も。
- 老公の指示で城下の様子を探りに出た助格、あの虚無僧を見てつけてゆくルートは相国寺鐘楼前〜大通院南塀際(鐘楼の大屋根がのぞく)。虚無僧が入ってゆく安養寺は神光院、山門〜庵前、西門続きの石畳(門外に畑がちらり、青菜が植わっている)、虚無僧が二人になって?のところ、荒物屋の娘がわざとらしく出てくる(神光院はこのあとも出て、夜間撮影なども)。
脚本/津田幸夫 監督/内出好吉
※己の罪を組下に着せて死に追いやった家老は北原義郎、組下の遺児の虚無僧は井上孝雄、彼を慕う荒物屋の娘(腰元に化けている。荒物屋の娘として出ているのは虚無僧の妹)は五月みどり。
→ 水戸黄門 第三部 表紙
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