第2話 「明神谷の決闘」 1971.12.6
小田原で揉め事に介入した老公たちは、勧められるまま当事者の石工の家へ逗留。御用の邪魔をするライバルのうしろには利け者の国家老、そやつは柳沢の意を受ける者であった。
石辰では、元花火師が発破をかけて石を切出す「新技術」を持ち込んでいる設定で、火薬が炸裂し絶壁が崩落する派手な演出がなされている。
ロケ地
- 柳沢吉保の駒込下屋敷(六義園)庭、青龍苑池泉端。普請中設定で切石が転がっていて、小田原・大久保家の御用を示す札が立てられている。柳沢が、千川用水の切石を小田原藩から用立てる旨話すのは池泉の橋上(苔むした一件)。老公が来て柳沢と対面する茶室はセット撮り。
- 野衾の仁吉の墓に詣でる弥七と八兵衛、くろ谷か。
- 小田原・石辰が作業をしている石切場、柳谷。小滝も見える。発破や崩落もここで撮ったかどうかは不明。明神壁と称する、擂鉢地形設定。お新と藤吉が弥七を呼び出す、ここの上設定の「明神平」は別撮りか(幼松など植わった裸地)。
- 小田原城イメージ、彦根城天守(石垣越し)。
- 当地を発ち箱根路へ入る一行、不明(山中?松林)。
脚本/加藤泰、葉村彰子 監督/山内鉄也
※石辰の現当主は野川由美子、婿がねの元花火師は前田吟。石辰のライバル相模屋の、乱暴な小頭?は藤岡重慶。相模屋に接触し悪知恵をつける柘植九郎太は成田三樹夫。
※発破のため明神平はぐらぐらと揺れ、弥七はその隙に逃げたのでお新との決着はなし。
→ 水戸黄門 第三部 表紙
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