第3話 「雲助珍道中」 1971.12.13
舞台は箱根、名物の雲助二人を手玉にとる老公、彼ら実は新入りで、今回のヒロインの関係者なのだった。
雲助たちの親玉と道中奉行がつるんでいて民に難儀をかけている構図、柘植九郎太が彼らを使おうとする。
ロケ地
- 箱根関所柵、日吉大社奥宮坂下に設営(東本宮楼門の西)。後段、奥宮参道坂から見下ろした図が、柘植らのシーンと、おとしらのシーンの二回出てくる。
- 雲助跳梁のナレ部分の街道、不明(道に溝、グレーチングはずした跡?)。
- 用事を済ませて帰りの助格がゆく街道、切通し。後段にも頻出。
- 雲助たちの親玉が経営する湯治宿イメージ、清滝河畔旅館・ますや外観(猿渡橋下からパン?)。
- 父の仇討ちを志し箱根へ来た娘・おとしが雲助にからまれる山道、湖南アルプス(暴将初期OPに使われた切通しが見える)。お新が通りかかり介入。後段、他のシーンでも出る。
- 関所を調べに行くお新、おとしを置いて出た小屋は鳥居本八幡宮林間に設営。後段出る雲助の隠れ家も同所か。
- 雲助の熊さんたちが、老公に逃げよと勧める隠れ家近くの滝、菩提の滝。滝上からの画もあり。
- 当地を発つ老公、おとしや熊さんたちと別れる道は広沢池東岸。
脚本/葉村彰子 監督/荒井岱志
※橋大工の父を道中奉行一味に殺された娘・おとしは青柳美枝子、雲助の熊さん・柳沢真一は元その大工の部下という設定。大工を斬ったのは奉行配下の侍の島田順司で、贈賄収賄どちらの不正も許せなく思っていた正義の士。奉行は木村元(と思う)、配下の悪いのは深江章喜。雲助の兄貴分は和崎俊哉(と思う)、配下に松山照夫や福ちゃん。茶店の婆さんは笠置シズ子。
→ 水戸黄門 第三部 表紙
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