水戸黄門第14部

第11話 「津軽馬鹿塗り駄目親父」 1984.1.9

 弘前入りを前に、老公たちが拾った行き倒れはトンデモおやじ。馬鹿な経緯で出奔し、帰ってみると女房は心労で没しており、倅は父を憎み拒否という、お決まりの構図。その親爺に、欲深い悪党どもが付け込み父子相克の腕比べとなるが、老公の超越権根回しで暗雲は払われるのであった。

神護寺

ロケ地

  • 峠を越えれば弘前の山道、谷山林道切通し。拾った清兵衛と岩木村へ向かう街道も同所か。
  • 老公たちが投宿する寺、西明寺。山門まわりを使う。住職は中村錦司。
  • 墓参のおいね、父と兄がうまく行くよう亡母に祈る墓地は小谷墓地か(山際か丘の上、草むらが目立つ)
  • おいねがお百度を踏むお不動さま、神護寺境内か(後生車は大師堂前のそれに似る。不動明王立像は無かったと思うが)
  • 仕上げた塗り物をお城へ届けに行く清太郎と津軽屋、途中聖天一家が出て阻むのは神護寺和気公廟所前〜明王堂にかけて。助格出てラス立ち、お堂縁先に飛び上がっての立ち回りもある。
  • 弘前城イメージ、本物の天守。
  • 清兵衛たちに見送られ発つ老公一行、谷山林道頂上付近。茶店を設営。

水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 志乃/山口いづみ 風車の弥七/中谷一郎 由紀/片山由香 おいね/大塚良重 清太郎/河原崎次郎 内藤主膳/永井秀明 井筒屋久造/田口計 津軽信政/武内亨 荒木典吾/山本清 聖天三五郎/小田部通麿 半次/岡部正純 住職/中村錦司 医者/遠山金次郎 側用人/川浪公次郎 石井洋充 窪田弘和 竹井雅文 桂登志子 津軽屋佐吉/曽我廼家明蝶 清兵衛/ハナ肇

原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/山内鉄也

※老公愛用の津軽塗文箱は、初代清兵衛の手になる名品。ハナ肇は二代目。
※勘定奉行・内藤が、側役・荒木や漆器問屋・井筒屋と意をあわせ、漆器流通を一手に引き寄せようとしていた次第。聖天一家が荒事担当。


 → 水戸黄門第14部表紙


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