第13話 「恐怖!凶賊卍衆」 1984.1.23
志乃の故郷・久保田では、父母の墓参りと、いとことの再会を期すが、奉行の職にあるその新九郎どのは、卍衆なる凶賊の跋扈を許し、重職たちから責任を追及されていた。
助格弥七の活躍のほか、老公が長持に入って藩主に会いに行ったりと奔走、友に陥れられていた忠義の士を救う。
ロケ地
- 久保田へ二里の街道をゆく一行、谷山林道。行く手に仮関所が設けられており、役人はぴりぴり。関を通ると、弥七が待っていて事情を語る。
- 久保田城イメージ、彦根城佐和口多門櫓(石垣越し、奥に天守ちらり)。
- 次の的の鳥海屋を窺っていた虚無僧、弥七に仕掛けられ逃げて屋形船へ入るくだり、大覚寺大沢池か(暗い)。
- 鳥海屋へ押し込んだ卍衆が助格に撃退され、逃げた一人と戦う弥七のくだり、大覚寺有栖川畔(河床から見上げ)。
- 卍衆の頭目・音十が手下を集めお面をとらせて潜入者がいないか確かめるくだり、アジトの寺は勝持寺仁王門(この時点では設定は語られず)、夜の画。
- 鳥海屋を訪ねて帰りの西尾、虚無僧姿の音十とツナギの町角は大覚寺有栖川畔、五社明神の塀が見えている。
- 墓参の志乃を拉致る卍衆、大覚寺護摩堂裏手に墓地演出。お供していた八兵衛は昏倒。
- 風車に記されていた恵林寺へ、志乃を助けに駆け込む助さん、勝持寺仁王門。卍衆との立ち回りがある。今回は昼間の画。
- 助さんを追って寺へ走る格さん、大覚寺有栖川畔(東から見た図)。
- 久保田城イメージ、彦根城天守。西尾が次期奉行に推挙されるくだり、触太鼓鳴って登城のシーン。この時点で殿さまには根回し済み。
- 当地を発つ一行、谷山林道。
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 志乃/山口いづみ 風車の弥七/中谷一郎 絹/本阿弥周子 由紀/片山由香 小野塚新九郎/和田浩治 西尾秀次/和崎俊哉 鳥海屋市兵衛/佐竹明夫 戸田重成/飯沼慧 佐竹義処/佐原健二 一瀬但馬/勝部演之 黒羽の音十/石橋雅史 地六/市村昌治 片桐彦次郎/五十嵐義弘 大山正継/国一太郎 役人/白川浩二郎 番頭/平河正雄 お滝/江東美紀 森山陽介 高谷舜二 小西博和
原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/山内鉄也
※新九郎の親友・西尾は目付、友の失脚を受けて後を襲う腹積もり。志乃を拉致し無体におよぶが、亭主乱入で果たせず→夫婦ごと落とし穴に…家にこんな仕掛け常備してるのか。
※飯沼慧は家老。ラス立ち福ちゃん入り、藩士。鳥海屋が殿さまに老公入り長持を届ける。
→ 水戸黄門第14部表紙
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