第18話 「人情紅花夫婦染」 1984.2.27
武家に嫁ぎ、紅花染めを工夫し幸せに暮らしていた織物問屋の娘だが、ある日突然三行半を突きつけられる。優しかった姑も一変、泣く泣く実家へ引き取られるが、物産方の夫は決死の行動に出ようとしていたのだった。
ロケ地
- もうすぐ米沢城下という街道をゆく一行、大内辻堂南付近の道(このとき辻堂は映らない)。南へ歩き、谷地田の田畦で紅花餅作りを見る運び。
- 織物問屋・山形屋が老公たちを梶浦家へ案内する道、不明(山際の道の下に家や蔵が来ているアレ、蔵のほか萱葺も見える)。
- 梶浦菊馬の脱藩は偽装で直訴と察知した家老、差し向けた追っ手が馬を駆る道、大内辻堂前(祠裏から撮ってある)。
- 臨時の関所が設けられる峠、大内亀岡道切り通し。崖下に菊馬が潜む。このあと追っ手に囲まれ崖落ちのくだり、保津峡落合崖道〜落下岩。落合河口に弥七が通りあわせ、菊馬を匿う。
- 弥七が負傷した菊馬を保護する板谷峠近くの尼寺、西明寺。はじめ尼僧が本堂前縁(蔀戸が上げられている)を歩く描写が出て、その後山門と鐘楼が出て、ラス立ちは門内側の境内で。
- 当地を発つ一行、大内亀岡道(登り道、遠景に辻堂付近の道が見えている)。
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 志乃/山口いづみ 風車の弥七/中谷一郎 町田左近/御木本伸介 由紀/片山由香 お園/水沢アキ お政/萬代峰子 黒坂兵部/幸田宗丸 成瀬主膳/睦五郎 梶浦菊馬/伊吹剛 山形屋精造/下條正巳 幸吉/小林芳宏 侍/高並功 女房/志乃原良子 侍/木谷邦臣 小者/志茂山高也 役人/白井滋郎 矢部義章 岡嶋艶子 沢田由美
原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/倉田準二
※お園は、素晴らしく発色の良い紅花染を作り上げるが、青梅を漬けていた樽を借りてできた偶然の産物。
※御木本伸介は悪役に非ず、菊馬の上司で最後は自分が江戸へ出向く覚悟の人物。家老は黒坂、成瀬は勘定奉行、私腹肥やし組。
※ラス立ち福ちゃん入り、棒術。
→ 水戸黄門第14部表紙
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