第31話 「天下の怪盗葵の光右衛門」 1984.5.28
調子のよい女掏摸とその乾分、割符を盗ってしまい大騒動に巻き込まれるが、役人とつるんで抜け荷働きの悪徳商人実は親の仇であったという奇遇。
老公、娘の誤解にノリノリで大盗賊「葵の光右衛門」とか名乗り、皆も同調して大芝居に打って出るのであった。
ロケ地
- 大坂へ向かう一行がゆく川辺、木津河原。
- 船着きの傍にある茶店で伏見屋の財布を掏るお蝶、流れ橋下に演出。追っ手から隠れる音吉、木津川堤内地田んぼの積み藁の陰。追っ手は堤法面を走る。
- 大坂へ四里の道標がある街道、木津堤法面の坂下。急病を装ったお蝶が一行に接触。
- 老公に黙って宿を出たお蝶たち、屑屋に化けて大淀屋に入り込むもすぐ露見、逃げてくる橋は中ノ島橋。欄干の外側にしがみついて追っ手をやり過ごそうとするが力尽き落下、都合よく下に船が来て、船頭は二人を匿ってくれる。船はその後渡月小橋付近の掘割をゆき(橋は映らず)、この間船頭の源兵衛は守袋を見てお蝶が浪花屋のお嬢様と知る運び。
- 源兵衛がお蝶を連れてゆく尼寺、神光院。山門〜本堂前石橋(ここに隠棲しているもと浪花屋の女将の尼を連れてきて、母子の名乗りを上げさせる)〜中興堂前(生き別れになった事情を話すも、お蝶は反発)。
- 大淀屋が唐人と取引する夜の浜、嵐峡。
- 当地を発つ一行、木津堤法面。
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 志乃/山口いづみ 風車の弥七/中谷一郎 お蝶/谷川みゆき お藤/谷口香 音吉/工藤堅太郎 大淀屋/嵯峨善兵 九鬼弾正/幸田宗丸 伏見屋伝兵衛/田島義文 天竜為蔵/田中浩 土岐伊予守/加賀邦男 源兵衛/瀬川新蔵 唐兵衛/牧冬吉 甚八/堀田真三 国田栄弥 和田昌也 大月正太郎 山本弘 平河正雄 入江武敏 勝山純子
原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/居川靖彦
※伏見屋の裏切りで大淀屋にハメられ磔となった浪花屋、女将と赤子の連座を見かねて源兵衛が船で脱出、しかし難破。九鬼は大淀屋とグルの船手奉行。伊予守は大坂城代、老公の計略で呼び出され、九鬼らの悪行を見せつけられる。磔の際や、ラス立ちに下っ端役人で福ちゃん、襷掛け。
→ 水戸黄門第14部表紙
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