第33話 「じゃじゃ馬娘の婿選び」 1984.6.11
男勝りの女武芸者が圓教寺に日参するのは、かつて自分が「負かしてしまった」人のため。想う人を待つ、中身はいじらしく可愛いその女に悪家老のどら息子が懸想して、まわりに大迷惑をばらまくのであった。
ロケ地
- 姫路城イメージ、本物の天守をいろんなアングルで使う。村のセットに合成した画も出る。
- 助格が代参を終えて出てくる書写山圓教寺、金戒光明寺。二人が石段を下りてくると、山門の方から小百合が歩いてくる。石段下部で浪人にからまれ、立ち回りは経蔵下石垣際にスイッチ、ここで助格介入。
- 小百合が助格を連れて帰ってくる、姫路藩の指南役・小野道場(自宅)、大覚寺明智門。
- 家老・周防が殿さまに倅と小百合の立ち合いに陪席賜るよう言上する城の庭、枳殻邸侵雪橋。殿さまは鯉に餌やり中。
- 立ち合いの件を小百合に伝えに来る周之助、大覚寺式台玄関(カメラ中から)。自分に負けなければ、入牢中の明珍宗介は打ち首と脅して去る。
- 圓教寺のお堂に額づく小百合、老公が現れ婿選びの立ち合いは譲らず尋常に立ち会うよう指示するのは金戒光明寺本堂。
- 立ち合いの日、触れ太鼓に重ねた城イメージは姫路城天守。立ち合いが行われる城の奥庭は枳殻邸印月池畔芝地。対岸から池越しに見た図で導入、大書院には殿さまが鎮座。
- 当地を発つ一行、不明(山道、山は植林杉の山、近景の山腹には幼松)。
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 志乃/山口いづみ 風車の弥七/中谷一郎 脇田与一郎/本郷直樹 本多忠国/入川保則 明珍宗介/生井健夫 お里/桜むつ子 小野十内/松本朝夫 犬川周防/高野真二 犬川周之助/小野進也 加古川屋藤兵衛/近藤宏 川辺/山本清 猪之吉/吉田豊明 紋次/宮口二朗 遠山金次郎 奔田陵 島田秀雄 小峰隆司 木下通博 白井滋郎 小百合/由美かおる
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/居川靖彦
※小百合の思い人は脇田、髭ぼうぼうのむさい姿で帰還している。明珍宗介の妻女・お里は小百合の乳母、その関係から家老どもの陰謀に巻き込まれる(献上火箸すり替え→殿激怒、入牢)。
※冒頭、家老の家来と加古川屋の衆が町で無体のくだり、侍の一人に福ちゃん。圓教寺で小百合にからむ浪人の一人に小峰さん。
→ 水戸黄門第14部表紙
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