水戸黄門 第四部

第10話 「あの紅が憎い」 1973.3.26

 女衒に連れていかれる娘を助ける老公、民の困窮を知る。しかし藩もたいそうな窮乏ぶりで、理由は幕府が押し付けた御用のため多額の借金をしている始末。
悪徳商人の言も一理ありとした老公、付け込んでいた大鼠を退治たうえで解決策を示してゆく。

大堰川

ロケ地

  • 天童の渡し場、保津峡手前の保津川右岸と推測(川は瀞、対岸には山迫る。後段に出た際は支流が流れ込んでいるのが見える…西川か鵜の川か)。女衒に連れられたお菊たちが渡るのは木橋、これと行き会う老公らは土手道、土手下は谷地田か。
  • 老公が城の役人に連行されたあと、救出のため城の石垣を攀じ登る助格と八兵衛、大阪城空堀か。登り切ったところで、既に身分を明かしていた老公がお出迎えのシーンは別撮りか、石垣に切り欠きが見える。
  • 晴れて嫁入りのお菊、行列がゆく畦道は谷地田。老公らがゆく道も畦道、はさ木あり・亀岡か。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵ヱ/高橋元太郎 お菊/菊容子 万造/稲葉義男 北島将監/大滝秀治 利吉/西田健 奥田昌能/早川純一 日野屋嘉兵衛/沢村宗之助 鹿渡りの伝八/市村昌治 石浜祐次郎 田中弘史 島米八 大橋壮太 松本泰郎 北川俊夫 佐久間祐子 横山千恵子

脚本/さわさかえ 監督/山内鉄也

※お菊は紅花農家の娘、父は万造、恋人は利吉。殿さまは奥田昌能、善人面をしていた勘定方は北島将監。多額の貸付をしているのは近江商人・日野屋で、手下のヤクザは伝八。
※借金はどうにもできないと助格に言われ怒る老公、弥七と二人でやると臍を曲げる。


 → 水戸黄門第4部表紙


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