水戸黄門 第四部

第11話 「地獄へ落ちた悪い奴」 1973.4.2

 無残に荒れた田畑を見る老公、当地の重職によって行われている不正を知る。しかし当の悪人たち、老公の身分を知るや抹殺を画策、ちょうど仇を討ちに来ていた姉弟を利用する始末。しかし企みはもちろん潰え、悪は一掃されるのであった。

走田神社脇

ロケ地

  • 猿回しを見ていて助さんに置いて行かれる八兵衛、走田神社社務所前に茶店設営、芸人は床几に。
  • 老公らを街道に捜す八兵衛、羽州街道は走田神社社叢脇の道(丸岡へ一里の道標あしらい/畦道にはさ木)。巡り会えずとぼとぼ渡る橋は穴太橋(欄干はあしらいもの)、橋たもとに武家の姉弟がいて姉が足を挫いている。その後姉をおぶってやる八兵衛は曽我谷川堤、走田神社社叢が見えている。姉弟は仇を求めて三年旅をしていると聞く。
  • 老公らが道に迷う山中(八兵衛に嫌がらせで助さんがチョイスの脇道)、酵素ダート脇の斜面か(林は雑木)。その後出る荒れた田園は酵素河川敷、聞いてもいないのに妙な言い訳をする百姓(北見唯一)に出会い、次いで禁制のイワナを獲ってきた少年に出くわし、御留場のことを聞かされる。
  • 妙な三人組のよそ者が御留場のことを知ったと目付・泰が奉行に注進、その後奉行が城代に知らせるため馬を駆る道は北嵯峨農地竹林脇。
  • 目付と捕り方に追われた老公らが逃げ込む源信寺、大覚寺大門。後段、城代が老公を迎えに来る段では参道も映る。
  • 城代らが老公を始末にかかる地獄谷、湖南アルプスか白水峡か、水食の跡も著しい崩壊地形。
  • 当地を去る老公たち、北嵯峨農地農道か。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵ヱ/高橋元太郎 牧野半左衛門/浜田寅彦 榊原隼人/玉川伊佐男 泰三之進/中村孝雄 〆香/瞳麗子 お牧/松木聖 松村良子 坂本香 三木豊 北見唯一 神戸瓢介 山田良樹 森源太郎 島田秀雄 早見栄子 小林泉 平井信光 愚庵/松村達雄

脚本/池田一朗 監督/内出好吉

※城代は牧野、奉行は榊原でこいつが仇(変装の名人で柳剛流の遣い手・脛をかっ払う)、グルの目付は泰(こやつらが組んで御留場からのあがりを着服)。愚庵は大信寺和尚、京で現役時の光圀を見知っていた設定。寺へ行けと教えてくれた芸者が〆香で、茶屋のあるじが神戸瓢介。


 → 水戸黄門第4部表紙


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