水戸黄門 第四部

第22話 「激流に実る恋」 1973.6.18

 北上川を船で下る老公、河畔で測量をする娘を見て興をひかれる。彼女は父の遺志を継ぎ、河川改修による百姓のための新田開発を目指していた。
その事業をなされては困る悪徳商人と、これとグルの城代が襲い来るが、印籠が出る。そして娘に心寄せる、頼もしい浪人がついているのだった。

保津川

ロケ地

  • 北上川と河畔の堤、保津川。馬堀駅の北側、西川か鵜ノ川の河口あたりの、保津峡手前右岸と推測される。急な怪しい検地が行われる田畦や、ラスト近くで加奈が射られる際の土手もこの近辺と思われる。当地を船で去る一行の画は、下流方向を望む図で、瀞になっている流れの具合などがよくわかる。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵ヱ/高橋元太郎 川村加奈/亀井光代 吉村兵庫/夏八木勲 内藤政親/柳生博 近江屋源助/嵯峨善兵 上泉玄蕃/神田隆 名主善兵衛/増田順司 だるまの重兵衛/永野達雄 北原将光 柳原久仁夫 馬場勝義 山本一郎 前川良三 森源太郎 松田明 志賀勝 森谷譲 疋田泰盛 熊谷武 森敏光 京町一代 美松艶子

脚本/池田一朗 監督/山内鉄也

※長屋で加奈の隣に住む「関ヶ原以来の」と称するムサい浪人・吉村は、加奈を慕いつつ身分違いと距離を置くが、老公のはからいで加奈の婿に落ち着く。加奈の危機に医者を連れてゆくシーンでは、おっとり刀で駆け付ける目玉の松ちゃんばりの演出で笑える。


 → 水戸黄門第4部表紙


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