第24話 「牢破り」 1973.7.2
石巻入りの老公らは、街道で捕物に際会し協力するが、これは無実の者を捕えて始末しようとした、代官の陰謀だった。
捕まった侍は、鉄火女将の旧主の若さま。過激な婦人は思い詰めて牢破りを画策するが、危地に陥る。しかし全てを知った老公が、仙台藩に手を回していた。
ロケ地
- 平泉を発って石巻へ向かう一行、北上川沿いに南下するところ、捕物に遭遇するくだりは木津堤。ロングで砂河原を映し土手にスイッチ、捕り方に追われた奥村が堤法面を駆け上がって来るシーンに映っているお堂は専琳寺のもの。
- 一行から遅れて石巻を目指す弥七、奥村の護送を見る街道は酒屋神社近くの溜池端と思われる(対岸からロング、瓦葺の小屋が映っている)。その後、奥村を密殺しようとするシーンは酒屋神社参道入口燈籠前〜茂みにスイッチ(ここも神社近くと思われる)。
- 殷賑をきわめる石巻港イメージ、バンクフィルムか。水戸黄門シリーズで何回か見た覚えが。
- 彦坂が儀助を始末しようとする葦原、広沢池西岸葦原。立ち回りは土手にスイッチ、助さんが出て二人とも懲らしめ拘束。このあと助格弥七合流。
- お豊と奥村兄妹に見送られ当地を発つ一行、木津堤法面の道。新しく代官に任命された啓之助は、騎馬で駆け付ける。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵衛/高橋元太郎 奥村喜一郎/森次浩司 彦坂源八/菅貫太郎 木村啓之助/住吉正博 早坂刑部/鈴木瑞穂 目明しの儀助/荘司肇 綾乃/田代千鶴子 早坂弥平次/大村文武 不破潤 加茂雅幹 伴勇太郎 川谷拓三 小峰一男 和田昌也 中沢孝子 お豊/清川虹子
脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※奥村兄妹の父を斬って退転した弥平次は、石巻代官・早坂刑部の甥で、当地へ逃げ込み。スガカンは代官のイヌ。鯨料理の店の女将・お豊の倅である啓之助は、優秀さで手代の養子となり、代官所吟味役を勤めていた次第。奥村喜一郎は南部侯の家来。
※ラス立ち時、仙台から上使が来て戦闘を止め、老公の身分を明かす。ために、印籠開陳は無し。
→ 水戸黄門第4部表紙
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