水戸黄門 第四部

第25話 「狙われた弥七」 1973.7.9

 凶賊跋扈する仙台城下、そこへ入るや早々に身投げ女を助ける一行。苦悩を抱えたその女は、弥七の昔に関わりのある、本格の盗賊のかしらの遺児だった。
弥七を陥れ、おそのを前歴で脅す凶賊を、権威と智恵で嵌め返す老公。賊の娘という負い目を解消してやり、去ってゆくのだった。

赤山禅院

ロケ地

  • 弥七が源蔵に接触し、大店へ押し入る話を持ちかける、城下の神社境内(賭場が立つ設定)赤山禅院本殿朱玉垣際。
  • 城からのたいそうな迎えを断り、旅立ってゆく一行、街道は不明(山裾に広がる田園地帯に通じる地道、湖西か丹波か)

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵衛/高橋元太郎 おその/珠めぐみ 奥州屋清次郎/早川保 雨宮七十郎/原田清人 濡髪の源蔵/戸浦六宏 茶店のおやじ甚助、血桜十兵衛/吉田義夫 大沢靫負/加賀邦男 吉兵衛/波田久夫 市川男女之助 島田秀雄 中村錦司 関眞吾 大谷雅敏 池田謙治 八代郷子 司京子 高橋利道

脚本/宮川一郎 監督/内出好吉

※廻船問屋・奥州屋の女将におさまっているおそのは、大盗・濡髪の吉兵衛の娘。吉兵衛は跡目を弥七にと言ったため源蔵に斬られ死亡(とどめは自刃)。源蔵は弥七に嫉妬し、憎悪は十五年経っても消えていなかった次第。吉田義夫は最後まで正体を明かさない、「意外なあの人が」パターン。雨宮ははじめ弥七を怪しむ与力、老公自身にこそっと印籠見せられて驚愕する役回り。中村錦司は源蔵の配下。


 → 水戸黄門第4部表紙


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